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物流、乱数、詐欺師、落語、天日干し経営【注目の新刊5冊】#1



こんにちは!赤池エアです!今回から個人的に注目している新刊を簡単に紹介するシリーズを始めようと思います。

ぜひ最後まで見ていって、趣味が合うと思った人はスキ・フォローをお願いします!記事を書く励みになります。

また、この記事内のリンクから本を買っていただけると僕が得をします!見知らぬ人間が得をするのが嫌な人は、ぜひ書店に足を運んで購入してください!

ええチョイスするやんけ、ちょっと得させてやりますわというキップのいい方は、ぜひ記事内のリンクからご購入ください!僕が BIG KANSHA(※巨大な感謝の心のこと)を空に向かって放ちます!

では行きましょう!

1.『はじめて学ぶ物流』

序章 物流を学ぼう
第1部 物流の実際──まずは概観から知る
 第1章 物流を支える輸送機関/第2章 物流施設の種類と役割/第3章 物流の活動
第2部 物流とは何か──歴史ストーリーから学ぶ
 第4章 「物流」の誕生/第5章 「物流」の発展と葛藤
第3部 物流ネットワークの構造を知る
 第6章 システムとしての物流/第7章 物流ネットワークの基本構造/  第8章 物流ネットワークにおける情報/第9章 物流ネットワークの分離と統合
第4部 物流を管理する
 第10章 物流の経営管理とオペレーション管理/第11章 物流のデザイン
第5部 物流の広がり
 第12章 物流の外部化と物流業界の発展/第13章 グローバル化の進展と物流/第14章 SDGsと物流

秋川 卓也、大下 剛『はじめて学ぶ物流』(有斐閣ブックス)目次

機械学習分野、数理モデル分野に興味があって大学でその勉強・研究をしていると、応用例として出てくる物流などのロジスティクス最適化の話が気になってしょうがなかったので、有斐閣から出ているこの新刊はまさに渡りに船です。

意外に思われるかもしれませんが、データ数理の知識だけあってもデータサイエンティストには実はなれないんですよね。

「データサイエンス力 × データエンジニアリング力 × ビジネス力」の3要素のかけ算が大切ですよ、っていう話がデータサイエンスの中だと有名な話でして、この物流の話を知ろう!っていうのは「ビジネス力」に当たる部分ですね。もうちょっと細かく言うと、そん中の「ドメイン知識」です。

データサイエンティストのための スキルチェックリスト/ タスクリスト概説 Skill Checklist & Task list Overview より引用

問題解決のための道具として機械学習関連の話は理解したけど、実際に取り組む問題そのものを理解しないことにはどうにもならんという話。

ちなみに、データサイエンティストになるのに必要なスキルセットの詳しい話は、ここを見ればわかります。

2.『乱数』

はしがき
第1章 一様乱数の生成
第2章 各種の分布に従う乱数の生成
第3章 統計的検定
付録
A. スペクトル検定のプログラム
B. GF(2) 上の原始3 項式の例
C. M 系列乱数発生用プログラム
D. Kolmogorov Smirnov 検定のためのパーセント点K±n (α)
参考文献
文庫版あとがき
索引

伏見 正則『乱数』(ちくま学芸文庫)目次

もともと東京大学出版会から1989年に出版されていたようですが、それが新しく筑摩書房によって文庫化されたようです!

もともとが3,960円だったのが、文庫化されてお安くなったので、お買い求めやすいですね!

これまた有名な話ですが、完全にランダムに数字を返す乱数はいまのところ作れていないという話がありまして。この辺はプログラミングを少しでもやったことある人には周知の事実となっていますが、あんまり詳しい話は知らないんですよね。それで注目しています。

今の疑似乱数生成器は、時刻情報をシード値として数字を生成する関数であってうんたらかんたらみたいな曖昧な話はぼんやりと知っているんで、これを機にもっと詳しくなろうかなと。

なんで乱数をうまく作れないんですかね?原理的に無理なんすかね?それともまだ人間のひらめきが足りないだけ?その辺もこの本読んで知りたい。

3.『詐欺師入門 騙しの天才たち、その華麗なる手口』

はじめに

第1章 「信用詐欺師」の醍醐味
カモのほうから札束を差し出す—これこそ「詐欺」という芸術
第2章 舞台装置をつくる
念入りに準備された架空の劇場「ビッグ・ストア」は最高の稼ぎ場所
第3章 カモの〝欲〟につけ込む
騙したことにも気づかれない、「ビッグ・コン」三つの華麗な成功例
第4章 カモを分析する
巧みな「おとり」のテクニックに見るいいカモの見分け方、引っかけ方
第5章 一流になるための条件
この世界で成功する鍵はセンス、演技力、そしてやる気
第6章 日常生活の送り方
いつも魅力的な紳士を演じ、スマートな生き方を心がける
第7章 いざというときの保険
〝金を摑ませる〟のが最良の方法—フィクサーを通して安全を買う
第8章 小銭もマメに稼ぐ
大仕事の合間の貴重な収入源「ショート・コン」こそ基本
第9章 専門用語に精通する
仲間意識を育み、仕事を円滑化—この世界の隠語を身に付ける

デイヴィッド・W・モラー/著、山本光伸/訳『詐欺師入門 騙しの天才たち、その華麗なる手口』(光文社未来ライブラリー)目次

こちらも文庫化された書籍です!翻訳初版は1999年に光文社から出版されています。

奇書っぽい雰囲気を放っているので気になっています。まぁ文庫化される時点でかなり人気の書籍ということが想定されるので、奇書なのか?という疑問もありますが。

人との雑談のネタとして引用しまくりそうな本の予感がしてます。

あと軽く調べた感じ、『スティング』という第46回アカデミー賞7部門受賞の映画の元ネタらしいです。僕はその映画見たことないですが、そっちも気になります。

詐欺師、コンフィデンスマン系の映画だと、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』とか面白かったですね。パキパキに自信もって振る舞ってるとこんなにコロッと騙されるんかと思った記憶。

そういえば最近X(旧Twitter)上で話題になっていた元キーエンス社員の詐欺師の人も、思わず主張を信じそうになるくらいの堂々とした振る舞いだったので、そういう態度でふるまうのは詐欺師の鉄板なのかもしれません。

4.『落語がつくる〈江戸東京〉』

はじめに………田中優子
Ⅰ 都市の物語としての落語
 1 江戸東京の物語としての落語………小林ふみ子
 2 落語――文化人類学の視点から………山本真鳥
Ⅱ 落語がつくる地理感覚
 3 動く江戸東京落語――「黄金餅」から出発して………川添 裕
 4 「文七元結」と江戸・東京………佐藤至子
 5 はるかなる「落語国」をさがして――落語のフィールドワーク………田中 敦
Ⅲ 長屋噺をめぐるフィクションとリアリティ
 6 「長屋」という思想………田中優子
 7 「怪談牡丹燈籠」の長屋………横山泰子
 8 「お節徳三郎」論――熊さん八つぁんたちのフェミニズム………中丸宣明
Ⅳ 長屋の比較文化論
 9 都市空間のなかの長屋――江戸東京とヴェネツィア………陣内秀信
 10 上海の長屋と滑稽戯………高村雅彦
 11 現代の長屋ぐらし事情………栗生はるか

田中優子/編『落語がつくる〈江戸東京〉』(岩波書店)目次

最近、ジャンプで連載中の『あかね噺』という落語漫画にはまっていまして、落語に興味ワキワキ君なんですよね、僕。

寄席に行って生で落語を聞きに行きたいななんて思いつつ、近くに寄席がないものでなかなか行けなくて日々さめざめと泣いています(泣いていないです)。

それに伴って、江戸時代の文化とか暮らしってどんなもんだったんだ?ということに興味が湧いていたので、これも渡りに船な本です。えっ!落語×江戸文化をやってくれてる本がもうあるんですか!?という驚きで、しゃっくりが止まりません。

『あかね噺』読んでない真核生物の皆様におかれましては、可及的速やかに読むことを推奨します。落語でジャンプやってる……!!アツイ!!となるはずです。ぜひ。

5.『天日干し経営: 元リクルートのサッカーど素人がJリーグを経営した』

第1章 私を「天日干し経営」に導いたサッカーの世界
Who is Murai? --ど素人が座る「針のむしろ」/ サッカーの神様が私を試している / 思わず口にした「命を賭して」 / 「緊張」するほうを選ぶ / デジタル改革も足を使う--現場主義の先へ / 「傾聴力と主張力」--長く続けているサッカー選手が備えている力の正体 / キャプテン翼の「反動蹴速迅砲」--DAZNとの放映権交渉の発火点 /  「魚と組織は天日にさらすと日持ちが良くなる」
第2章 「天日干し経営」原体験は激動のリクルート
360度評価が基本--創業者の江副さんも例外ではない / 髙島屋事件と上司の叱り方 / 戦後最大の疑獄事件--1兆4000億円の有利子負債、本業の消失 / 営業から人事部への異動と全社マネジャー会議 / 雇用の保証ではなく「雇用される能力を保証」 / 人事担当から事業会社リクルートエイブリックの社長に / リスクマネジメントと銭形平次 / M&Aは肝臓と芸
第3章 Jリーグを変えた「天日干し経営」を定義する
天日干しとは / 経営における「天日」とは何か / どのようなときに「天日干し経営」は有効か / フィードバックの極み「360度評価」のトリセツ / 中村憲剛論  クランボルツ博士の「計画された偶発性理論」
第4章 「天日干し経営」を徹底したJリーグのコロナ対策
過去最高 / 奈落の底に落ちる / ファーストペンギン / 戦う相手を定義する / なぜ、JリーグとNPBは連携できたのか / 最高のチーム編成 / コロナ対策を天日に干す / 年間71回に及ぶ会見 / あずき相場と政治家には手を出すな 
第5章 時代の潮流は「天日干し経営」に向かう
Uberとメルカリ / ブロックチェーンとNFT / DAOと民主主義 / 本当の人間力とは何か / VUCAの時代 / サッカーはミスのスポーツ「PDCAではなく、PD"M"CAに」 / セレンディップの3人の王子たち / 「クリーンハンズの原則」と「悪意」
第6章 ONGAESHI
近江商人とサステナブル経営 / 老舗大国ニッポン / チェアマン退任と森保監督 / スポーツ界と地域経済へのONGAESHI / 自分自身の「天日干し」 / Tryfundsとの縁--カーボンニュートラルの第一人者 / 「自ら」と「自ずから」

村井 満『天日干し経営: 元リクルートのサッカーど素人がJリーグを経営した』(東洋経済新報社)目次

これは完全にタイトルに釣られて気になってる本です。天日干しってなんやねん。気になりすぎる。という感じ。

いわゆるビジネス書みたいなやつとか今まで毛嫌いして読んでこなかったんですが、食わず嫌い良くないよなと思い、企業の内部事情をガンガン書いてる系のやつ読んでみたら抜群に面白かったんで、個人的にビジネス書読んでみるモード入ってます。

『ゲンロン戦記』とかもそういう系の本らしいんで、めっためた気になってます。ほかにも、おすすめの企業の内部事情ガンガン書いてる系ビジネス書あったら、ぜひ教えてください。


注目の新刊シリーズは今後も週1くらいのペースで続けていくので、スキ・フォローなどよろしくお願いいたします!

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