#1475 学級会指導におけるトップダウンとボトムアップの道
教科教育の指導法には、トップダウンという上からの道と、ボトムアップという下からの道がある。
前者は、系統主義とも言われ、習得するべき個別的知識や概念的知識を教師が指導することとなる。
後者は、経験主義とも言われ、子どもが活動をすることを通して、後から知識に気づかせていくこととなる。
このようなアプローチは、学級会指導においても当てはまる。
学級会には、「出し合う-比べ合う-まとめる」という話し合いの流れがある。
また、合意形成のパターンも存在する。
その他にも、よりよい話し合いのポイントがあり、それらを教師が示すことになる。
つまり学級会では、上記のような「型」「パターン」「ポイント」を教師がトップダウンで示すことができる。
また、学級会を子どもたちにたくさん経験させ、そこから大切なことを気づかせることもできる。
経験をつませる中で、子どもたちが「良い話し合いの流れ」や「合意形成の方法」「重要事項」を見出していく。
そのためには、教師が辛抱強く待つ必要がある。
つまり学級会の経験をたくさん積ませることで、重要なことをボトムアップで導いていくこともできるのだ。
以上、学級会指導におけるトップダウンとボトムアップの両方の道を整理した。
どちらかに偏ることなく、バランスのよいアプローチをしていきたい。
では。
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