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本格派おうちカレーのつくりかた

カレーを作っているアピールが好評じゃないのは、ひしひしと感じています。

なので、もっと詳細にカレーをアピールしていきます(?)

(わりと本格的に作っているので、褒められたいのです……! さあ、ぼくを褒めなさい)

それではやっていきましょう。まず、寸胴鍋を用意します。

ドンっ

カレーマニアのぼくは、カレーを伸ばすために使うブイヨンから手作りします。
15ℓくらい入る寸胴鍋でせっせと7時間ほど煮込みます。

7時間です。

(1回の仕込みで出来上がるブイヨンたち。業者かよっていう)

ブイヨンを作るときは、先にお肉に焼き目を付けてから煮込む派と、生肉をジャボンと寸胴鍋に放り込んでしまう派があるらしいです。

いつもは焼き目をつけてから煮るのですが、それは香ばしさや旨味をお肉から作り出すためです(詳しくはメイラード反応で検索してみてください)。

今回は生肉ジャボン方式でやってみました。透明感のあるブイヨンができ上がりましたが、香味野菜に支配権を持っていかれる印象があります。普通にフレンチで使うならこっちの方が美味しいんでしょうかね、普通のフレンチを作らないので分かりませんごめんなさい。
とにかくカレーを作るときには、焼き目をつけたお肉で作ったブイヨンの方が美味しいかなって気がします。

まあ物足りないなら、後でメイラード反応させたお肉を煮込めばいいのです。
引くのは難しくても、加えることは簡単です。

さて、そこから1ℓほど今日のカレー用に取り出して、残りは急速冷凍します。
ブイヨンを大量生産した直後は、毎回冷凍庫がブイヨンで溢れかえっています。なにせ10ℓぐらいあるので。入らねぇ。

◎◎◎

はい、それではカレーを作っていきましょう。
本日のカレーは、薬膳っぽい独特の香りを纏いながらドロっとした食感を狙っています(?)
まあ要するにスターアニスが主張する欧風カレーです。

これがスターアニス、またの名を八角。8個あるやつ見たことない。

みじん切りにした玉ねぎ2つとヒングを、ギーで炒めます。
ギーは体に良いだとかアーユルベーダが云々とか言われているらしいですが、そういうの知りません。ただ日持ちはするようで、数年間もつらしい。便利な油です、雑味がなくて美味しいしね。

炒めている間にスパイスを調合します。保存のためにスパイスはホールのまま保存しているので、それを適量混ぜ合わせて、ぐわわわわっとミルですりつぶします。

この写真は2日前に作った別のカレーのものです。

本日のスパイスは、こちら。

唐辛子・・・・・・・・小さじ2
スターアニス・・・・・小さじ2
キャラウェイ・・・・・小さじ2
クミン・・・・・・・・小さじ2
フェネグリーク・・・・小さじ1
パプリカ・・・・・・・小さじ1
メース・・・・・・・・小さじ1
シナモン・・・・・・・小さじ1
ブラウンカルダモン・・小さじ1
塩・・・・・・・・・・小さじ1(塩って時々入れ忘れるんですよねえ)
ハバネロ・・・・・・・ほんの少し(ほんとに辛いので注意)
カスメリティ・・・・・適量(最後にテンパリング)

欧風カレーっぽくなるように赤ワインとか小麦粉とかでどろっとした感じにしつつ、さっきのブイヨンを加えてコトコト煮込みます。

そして、完成!

うん、美味しい!

カレー作り、たのしい、おいしい! 片付けは大変だけどね、片付ければいいんです。

いいですよ、カレー。カレーさいこう。

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