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名画のワインリスト Joan Miró / タラゴナのブドウ畑とオリーブの樹 × マカベオ

東京の夏はなかなか厳しいですが、日陰に入ればちゃんと涼しい、ヨーロッパの夏はけっこう好きな私です。中でもスペインは忘れられないほど夏らしく、暑い昼間でもアンダルシアの風はほんとうに心地よかったものです。

こちらのマガジンでは、私と友人で執筆していた、アートとワインをちょっと違う角度から楽しむ「名画のワインリスト」というブログをご紹介しています。今回はそんな夏のスペインに思いを馳せて、カタルーニャから葡萄畑をお届けします!

“Vines and Olive Trees, Tarragona”

今回案内してくれるのは、スペインはバルセロナ出身の画家、ジョアン・ミロです。記事の前半では、筆者のミロとの出会い、そもそもミロって何派の画家?というポイントも。ミロがこんな絵画も描いていたなんて、どこかユーモラスで夢の中のようなモチーフが描かれている作品ばかりだと思っていた私は驚きました。ちなみにこの回は、パートナーのFrancさんが書いた記事です。

タラゴナ?マカベオ?ミロ?って、よく考えたらどれもあまりメジャーな単語ではないかもしれませんので簡単にお伝えします。

作品の原題にあるTarragona は、スペイン西部、カタルーニャ地方の都市名です。Macabeo とはぶどうの品種名で、このあたりで多く栽培されている白ぶどう。そしてJoan Miróは、20世紀のスペインの画家です。ピカソの活躍をはじめ、パリがアートの中心であった頃にシュールレアリズムの一員としても活動していたこともあり、作品鑑賞のしやすさにはわりと恵まれています。(ちなみに私はミロといえばいつも、国立西洋美術館のコレクション展示エリアで出口付近に見る、大きな作品を思い出します)

さて、記事の後半では、そんなミロがカタルーニャで情熱的に絵を描いていたエピソード、そしてほんの少し「スペインワイン通」になれるお話も!

旅もできない暑い夏ですが、作品とワインを堪能しながら、ぜひ垣間の異国気分を。

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