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マガジン限定記事「『ミラーリング』のできない女たち」

 先月大きな騒動となった「ダンボール授乳室炎上事件」の余波は、驚くべきことに10月に入ってもなお続いていた。

 リュウジ氏の炎上など新たな話題によってようやく沈静化の方向に向かっているようだが、Xのアクティブなユーザーであるいい年をした中高年層が本件について口角泡を飛ばしながら何週間も言い争っていたのかと思うと、この国の現実と未来に落胆を禁じ得ない。

 この「ダンボール授乳室炎上事件」そのものについては先月にもマガジンで経緯や所感をまとめてあるので、これ以上の考察を加えるつもりはない。

 今日フィーチャーするのは、ダンボール授乳室を炎上させた人びとに対し

「いやいや、用意されているだけありがたいものだろ」
「これに文句を言われるなら最初から用意しない方向で行く方がマシだ」

 ――などと批判していた男性たちに対して、(ダンボール授乳室そのものに怒りの声を上げていた)女性たちから向けられた再反論のロジックが、あまりにも強烈なインパクトを放っていたからだ。

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 私が度肝を抜かれた、その再反論のロジックとはすなわち・・・

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