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あざみ 10

平成も終わりを告げようとしている四月の末日
明日からは元号も令和に変わり良くも悪くも
新しい時代の幕開けになることだろう
嫌らしくも冷たく降りしきる雨が僕の心を更に憂鬱にさせてくれる
雨よありがとう!

僕は嘘つきで最低の奴なんだ
自分に嘘ばかりついてきたから
本当の自分が判らなくなってきた
それすらも神様の戒めに思えて来る

自分が好きだと思っていたものさえ
それが本当に好きなのかどうかさえも分からなくなって来た

真っ当に生きようとして来た
怠惰でだらし無い僕だけど
強く意思を持ち
自分らしく生きているつもりだった

ところがここのところ自分が今までやってきた事に何も自信が持てなくなってきたんだ

自分以外の人間は皆偉いなぁと思う

自分は取るに足らない…ろくでなし

何一つ満足に出来ない
どうしようもないクズに見えてくる

今や自分が何者でさえ分からなくなっている

人とも上手く話せなくなってきた

何かを伝えたくて仕方がないのだけれども
何を話していいのかも解らない

弱音を吐く場所もない
だから、ここに書き連ねているのだろう

あの時のあの自分に戻りたい…

人は時々そうやって過去の想いにぶら下がりたくなる

恐らく今が一番のどん底…

そう思いやって来たけど、いつまでたっても、どん底から這い上がる事は出来ない

更なるどん底を味わいながら生きて行かなくてはならないのだろうか?

君は必要ないんだ!

そう言われている様な気がする

平成最後の日と云うことで多少はセンチな気分になるけど
出来るだけ普通に過ごそう

平成が悪い時代だったとは思わないよ

悪かったのは全て自分のせいなんだ

続く