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あざみ 13

朝から布団の中で

「ごめんね…ごめんね…ごめんね…」

と、何度も呟いていた

自分に対する罪悪感や存在の無意味さに
悲しくなり何度も何度も呟いていた

涙はすっかり枯れ果ててしまい

皮肉にも昨日の雨がすっかり止んで
今朝になると
お日様が心のモヤモヤを抉る様に照っている

朝…

ずっと早い朝…

重い朝…

心が痛い朝…

「今日も、1日の始まりは、この何時もと変わらぬ朝なのか…」

僕は今日も、そう思った

久しぶりに胸が締め付けられる様な息苦しさ

自分の存在に対する罪悪感…

それでも僕は人と話すときは、にこやかな笑顔で対応する

その度に胃が痛みだすんだ

夢中で話してる時は、まだいいけど

時折、心の中に入り込む虚無の声が、一層胸を苦しくする

秒単位で自分の気持ちが変わるみたいで

その変化について行けない

さっきまで、いい方に物事を考えて、これで大丈夫だと思っていても、宛になんてならない

その数秒後には虚無が押し寄せる

自分をコントロール出来ない

大宰の言う
「トカトントン…」
の音と共に
全てが崩れ去る

続く