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新規事業 FC vs M&A

こんにちは。ユニコンの照井です。

新規事業を開始する際に、色々な方法があるかと思います。
ここでは、FC(フランチャイズ)で新規事業を始める場合とM&Aで新規事業を始める場合を比較していきたいと思います。

私は、新卒でベンチャー・リンクという主にFC展開を支援する会社に入社しました。そこで4年ほどあるFC本部に出向するような形でFC本部や加盟店の支援をしてまいりました。

そこでの経験からすると、新規事業を始める際は自分で始めるよりノウハウの確率したFCに加盟したほうが成功確率が圧倒的に高いということです。
ただ、どんなに成功している本部だとしても、加盟店の黒字化率は80%くらいだと思います。残りの20%は赤字の加盟店となります。

つまり、自社が新規事業を行う際に、どんなに良いFCに加盟したとしても2割くらいは失敗する可能性があるということであります。(しっかりと運営できればしっかりとしたリターンがあるのは事実ですし、メガフランチャイジーと呼ばれる、フランチャイズに加盟することで成長している企業があるのも事実であります。)

一方でM&Aをすることで新規事業を始める場合はどうでしょう。
M&Aの良さは、数値を全て見れることにあります。過去3期分くらいの数値をしっかりと分析し、調査すれば、その企業の収益力などを把握することができます。
この企業が買収してすぐに収益が悪くなることは到底考えづらいことかと思います。(なんらかの理由で従業員が全員辞めるなどになったら別ですが)

つまり、買収してすぐに失敗するということが起こりづらいということでもあります。数年経過して自身がうまく経営できずに衰退していくことはあったとしてもそれは経営者としての自己責任でもあります。

私が過去FCとM&A両方にかかわった身とするとすると

成功確率
M&A>FC>自分ではじめる

となります。

一方で大きくリターンを取ろうとすると、
自分で始める≧FC≧M&A となるかもしれません。

なぜか、自分で始めれば、大きく育てることができればリターンも大きくなる可能性はあります。
一方FCはだいたい3年で投資回収できるモデルとかでつくっていることが多く、M&Aでは例えばEBITDDA5倍の案件とかなると単純に投資回収に5年かかるので、FCに軍配があがります。一方EBITDA倍率がもっと低いケースもあるのでイコールともしており結果 ≧ ということになります。

M&Aは事前に細かく調査ができる(デューデリジェンスとよばれるもの)
というところと過去の実績をひっぱっていけるところに利点があります。




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