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イベント別シフト日程一覧表が何故かガントチャートだと思われている件

こちらの記事を読んでさらにリンク先やらニュース動画を見て思ったことなど。

手書きのシフト表がガントチャートの見た目に似ていても、実際に必要な情報を考えるとシフト表をガントチャートとは言えないだろう。パッと見だとガントチャートにしか見えなかったという点は同意しかありませんが。

手書きのシフト表を見ていて疑問に思ったのは、イベント期間の線上に書かれている丸数字がなにを意味するのかによって、スプレッドシートへの情報の落とし込み方が変わってくる、ということ。社員番号なのか、時間帯ごとの稼働人数なのか。多分前者だろう。でもシフト表なら後者の情報もわかるようにしておきたいよなぁとも感じる。

その上でイベント毎の比較で期間がビジュアライズした形でわかることが、イベント間での人員割り振りを比較検討するには重要だろう。イベント日程途中で人員を増減する場合には特に。だからこそガントチャートっぽくなるわけだ。イベント間での人員移動をイナズマ線で書くならガントチャートといっても差し支えないのかもしれない(工程ではないから言わないけど)。

年配の職人さんに紙での情報が求められるのは、一覧性もさることながら、年齢的にデジタル機器を使い慣れていない、水仕事の現場でデジタル機器を使いたくない、液晶画面の字が小さくもう読む気にもならない、情報だけがあればいいのであって機器の使い方なぞ覚える気がない、など想定される。お歳を召せばそれなりにできないことが増えるのも人の道理ではあるので。

また、PCを使い慣れていない人の場合、目に見える範囲外は考慮されないので、スクロールの行為自体が行われないし、スクロールを行うように促してもそもそもそこに意識がたどり着かない。画面の範囲外までも情報を探しに右往左往させられるのは嫌がられる。小さい画面なら見向きもされない。

あとは、歳をとって視力や視野が狭くなってくると、必要な情報が狭い範囲にわかりやすくまとまっていることが重要だったりする。この、狭い範囲で一目ですべての情報がわかりやすく比較できるかは特に考慮すべきだろう。基本的に歳をとるほど情報を見つけ出すのに時間がかかるようになる。

高齢者を想定したデジタル化による情報共有は難易度が高いが、まず明確なメリットを体感させること。会議室に大画面の液晶があるなら、必ず大きな画面で情報を表示するようにする、ぐらいは基本対応でやったほうがよい。12インチクラスの液晶画面を拡大表示なしに見せても見づらいだけだ。

とはいえ、パソコンが世の中に普及してすでに20年ほどは経っていることを考えれば、今更デジタル化に抗うような時代でもない。終わっているなどと言わないで、使っていきたいと思える配慮がもっとあるといいと思った。


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