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変わりゆく適切

物事が動いているその法則を知り生まれてきた弱点をつくことが作戦の肝でした

国で言うならば、天下が乱れ、名君もおらず、家臣にも義の心がなく、賢い人は逃げてしまい、利権のために動き、騙すような人が横行して、人々がお互いに疑うような世の中を乱世と言いますが、これこそが弱点の芽が出たということです。

聖人はこのような芽を直ちに対応しますが、その方法は都度変わります
たとえば、歴史を振り返ってみれば、五帝の政治は円満におさめる方式ですが、三王の政治は征服するやり方でした。

五帝の政権交代は平和的に円満に行われました。
信頼できるものを選んで皇帝自らが後継者としたからです。
しかし、三王の場合は革命的なやり方で、武力で倒して王位を奪っていました。

同じ天下取りとしても状況によってやり方は180度変わるのです。
自然だって変化していますから、人間関係においても変化はあります。
そこには必ず弱点も生まれますし、適したやり方も生まれます。

聖なる人たちは開閉のやり方に基づいて、適切な方法を行使してきました。
打つ手がなければ隠れて時を待ち、打つべき好機がおとずれれば作戦を考えて対処したわけです。

どうすればその問題に適切に対応できるのかという質問を受けることがありますが、これさえあれば大丈夫という解決方法はこの世にはありません。
あるとすれば的確に状況を踏まえ、クリティカルポイントを見つけ、それが大きくなる前に対処するだけです。
問題に気づくということは、見えない世界を知ることで得意になることができます。
皆さまも何か問題を抱えてるようであれば、是非見えない世界からのアプローチをしていきましょう。


これからも良い記事を書いていきます。