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「生きろ」なんて簡単に言えないけれど① #8月31日の夜に

まず始めに、10代の子(とくにいじめられている子・被害者)が、この文章を見ているのかわからない。
そもそも10代じゃなくても20代になっても「死にたい。」と感じている。思っている。人は沢山いるはずだ。
そして、もしかしたらいじめの被害者ではなく加害者の人間、会社でパワハラをやっても気づいていないサラリーマンの人も、自分ではいじめているのに気がつかない加害者の人間、クラスや会社でいじめはあっても助けない傍観者などの人が、このブログを見ているのかもしれない。だからこのことをまず先に伝えたい。

ぼくは、いじめられていた被害者でもあり、いじめたこともある加害者でもあり、いじめられていた友人を助けられなかった傍観者でもある。そして、ぼくは2度死のうと思った時がある。
1度目は、小6の頃にいじめられていたときに考えた。
2度目は、社会人2年目に電車のホームから飛び降りようとした人間だ。

だけど、死ななかった。というか死ねなかったのだ。
その原因は、当時柔道をやっていて、柔道の絞め技や道場の先生による暴力で何度も気を失い、「気を失った時の"記憶"」を覚えているからなのと、柔道で足首を骨折して真っ青な足を見たり、怪我で血が止まらなくなったことがあるのと、自分が貧血気味で何度か頭が真っ白になって倒れそうになったことがあったりと、色々あるが、その事を思い出して死のうとは思えなかった。

去年、電車に飛び込もうと思った時のことを話そう。
ぼくは会社の上司にパワハラを受けていて、その当時は泣きながらビクビクしながら出社していた。あの時はご飯も喉に入らなかったし、夜も全く眠れなかった。
そして、ある日を境に「おれ何やってるんだろう。」と考えるようになり、限界まで追い詰められ、電車のホームから飛び込もうか悩んだ。
会社の最寄りの駅で、泣きながら柱を掴みながら「死んでやる死んでやる」と思っていたかもしれない。
しかし、当時ぼくは音楽のフェスに行くのが大好きで、その日の夜、某音楽のフェスのアーティストの発表日だったので、「アーティストが発表されてから、死のうか再度考えよう。」と思い、その場から逃れられた。
要は、趣味であった音楽に助けられたのだ。
その後、ぼくは会社に行けなくなり、その会社を辞めた。
しかし、会社を辞めた後も、自分の部屋でボケーっとしているときに、自殺をすることを今でも考えてしまう自分がいる。一時期ニュースにもなったが、SNS上で「自殺願望」と検索して考えたこともある。

その経験から、ぼくから、いじめやパワハラの加害者や被害者、傍観者、そしてぼく自身へ伝えたいのは、

「一度受けた心のキズは、一度傷ついたら元に戻すことはできない。」ことと、
「簡単に"生きろ"なんて言ったって無駄。」と言うこと。

ぼくは、この経験を親に話したら、「死んだらみんなが困るから死ぬな。」と言われた。
この言葉に対し、ぼくは納得出来なかった。
まず、親は「みんなが困るから」という言葉を使って、死を止めようとする。
実際、死のうと思う時なんて、正直他人なんてどうでも良くなるからだ。
それをわかったような言い方をして、話すのが許せなかった。
そんな親だが、「現実から逃げるな。」と言う言葉は理解できた。
それは、生きる仕組みで多分、一生苦しみから逃げられないからだ。
ある知り合いのお坊さんは、こう話した。
「人間楽なことを考えるな。楽なことなんてない。辛いことしかない。」と。
その通りかもしれない。生き物というのは、生きるために誰しも「辛い」という重荷を背負って生きているからだと思う。

こういう経験もあってか、ぼくは他人に対して簡単に「死なないで」とか「生きろ」とか「死んだら迷惑かけるから生きてください」とか言えなくなった。
それは、苦しんでるのは本人達なんだから。
本人で解決しなければならない。

ぼくも自分自身の問題は、自分で解決しなければならないので、精神科に行ったりだとか、メンタルヘルスを受けたりだとか、本当に辛い時は、ホットラインに電話をかけたりだとかして、頑張って1日を1日を必死こいて生きている。

だけども、もし友人が「死のうと思うんだけどどうしよう。。。」と問いかけられたら、正直死んで欲しくない。。。多分涙を流しながら、自分の体験談も含めて必死に止めると思う。(今でもブログを書いていて泣きそうなのだが、)

長文になってしまったので、自分の経験談を話した上で、とくに10代でいじめられていて学校に行けない子に、何とかアドバイスをしようと思う。
ちなみにぼくがいじめられたのは、幼稚園から高校生までの間で幾多とあり、もちろん幸いいじめを受けてこなかった時期もあったのだが、(クラス替えとかで、先生に感謝。)
その中で、何か伝えたい事を、次のブログに書く。

てるるん ( Twitter : @terurunnnn211 )
URL : https://mobile.twitter.com/terurunnnn211

#8月31日の夜に
#いじめ
#パワハラ
#自殺

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