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義母の生霊と闘う話⑤

ここしばらく本当に色々あって。
またブツブツ出たり、命取られそうになったり、その煽りで全く関係のない人に被害が出たり、神社にお参りしてなんとか生き長らえたりと、書きたいことが渋滞している。

しかし、まずは義母の怨念や執念が過去世から引き継がれてきていて、現在とんでもない濃度になっていることを書かねばなるまい。
今回は、今後の話全てに繋がる『前世から無敵の人』だった義母について綴っていくことにする。

義母の過去世

これは別件で愛さんにチャネリングしてもらったときにわかった話だ。
あるとき愛さんのインスタライブにお邪魔したときの話。
お金とヒーリングについて愛さんが語る中で、夫の浪費癖についてコメントを入れたところ
『旦那さんは前世から色々ありそうですからねー』と意味深な拾いかたをしてくれたので、気になりすぎて後日チャネリングをお願いしたのだった。

「夫の前世に何があるんですか?」
『旦那さんに一番影響を与えている前世さんは…王族…でも末っ子ですね。
王様が結構お年召してからできた子みたいです。
だから長男次男みたいに権力争いすることもなく、兄たちからもいい子いい子されて育ってます。

自分の資産はそこまでなかったけど、いえば何でも買ってもらえて経験させてもらえたから、何にいくらかかるとかいまいち分かってないんですよね…

いっそお金に困ってみたいとも思ってるみたいで、それで今の人生やってるみたいです。
なので魂レベルでお金の使い方を知りません。旦那さん』

夫の浪費癖というか、金銭感覚の壊れ具合はおかしいとは思っていたものの、魂レベルでそうなら仕方ないのかもしれない。
でもそろそろ現世でのお金の価値観についてはもう少し慣れてほしいところ…。

『…あと…』
あと?!まだなんかあんの?!

『このときの乳母、お義母さんです。
すごく大切に育てていて。でも乳母だから途中で引き離されてしまって。意見も通らないし。
…実の母になれたらって思いをずっと抱えてたみたいです。
それで旦那さんの魂を追いかけて次の転生で実母になってます。
中国かな…農村?でも権力者っぽいんですよね。豪族みたいな。
土地増やすために結構…近親で結婚してるような家系なんじゃないかな…みんな顔が似てて…』
「うち、夫の家系まさにそんな感じなんです!言いましたっけ?」

うわーーーーーー!!!!

電話越しに愛さんの叫び声が聞こえる。
そう。このときはまだ義母の過去について私は話していなかったのだ。

息子の魂と『血』への固執

『この子の親になりたいという気持ちと、意見を通せるだけの力…つまり本家、直系の血の力への欲があってこうなったんでしょうね。
お義母さんはこのときは近親婚の推進派というか、直系至上主義的なポジションで、発言力もあったみたいです。
うわ、しかもお姉さん耳聞こえてないのかな…。声が出せないみたいなんです。
お義母さんもなんかありましたよね?』
「目ですね。全盲です」

あー…。近くで見てたのに…どうして…。
愛さんの悲しそうな声。

つまり義母は前前世、前世と血の濃さに固執し続けてしまったし、それが生物としてのタブーであり、被害者を生むことも間近で見て知っていたのだ。 

知ることと学ぶことは違う

現世でも直系であることと血の濃さにこだわった結果、似たような家系に生まれ、その結果自らが障害を抱えそれが原因で虐待されることになってしまった義母。
そして息子の母のポジションも決して手放さなかった。
ずっと義母は息子ラブなんだと思っていたが、想像以上に…病的な執着だったらしい。

一応補足するが、自然発生的に障害を負うのと、生物としてのタブーを犯し続けた結果障害を負うことは全くの別物だ。障害を被害と表現しているのは後者についてのみである。近親婚。すなわちこの時点で被害なのだ。

娘の魂

『お義母さん、娘ちゃんに対してちょっとよそよそしいというか、敬語使ったりしてませんでしたか?
このお姉さんの魂、多分娘ちゃんです』

③でもちらっと書いていたが、私の娘は義母の奇行によるストレスで一時期発語がなくなったことがある。
『しんどいっていうのを表すのに言葉が出なくなるっていうのは、前世から考えたら自然なことだったかもしれませんね…
お義母さんにとってはお姉さんの魂なので、やっぱりちょっと緊張するというか。
目上として扱うような、変な距離感ができてそうな気がするんですよね』

前世で義母の姉だったのが私の娘。
このチャネリングは今から半年以上前に行ったもの。
そこでわかった義母と娘の関係性が今更、しかも大変な事件に関わることになるとは…。
このとき誰も知る由がなかった。




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