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#2 30点の映画だった「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」感想

概要・あらすじ

感想

アートのような映像美

前作に引き続き、3Dアニメで作成された映画であり、それを生かしたビビットなカラーで描かれた美しい映像でこの映画は始まります。

カラフルで楽しい
(引用元:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ

沢山の世界線がつながる表現として、非常に多くの画風が映画内では登場し、一コマ一コマ映画を切り取るだけで、一枚の絵になるような映像がバンバン登場します。

前作にはいなかった「スパイダーマン・インディア」
背景の絵がすごい
(引用元:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ

見ていて楽しいけど・・・

前項にも書いたように映像は非常に綺麗で、SNSの感想でも大絶賛の嵐となっています

ホントに最高傑作!! 映像表現といい、キャラも皆魅力的でガチでエグい! 特にスポットの序盤と終盤での印象の変わり具合がとても良かった
#スパイダーマン
#スパイダーバース #スパイダーマンアクロス・ザ・スパイダーバース

引用元:Twitter

#アクロス・ザ・スパイダーバース 画面の情報量が多くて脳がパンクしそうになるんだけど、そもそも芸術は頭で考えるもんじゃなくて感じるもんなんだ、ってことを思い出させてくれる #スパイダーマン

引用元:Twitter

映像は確かに凄かった・・・ただ、この映画のストーリーって面白いですかね?

家族の愛、思春期の少女を描くグウェン編

思春期の少女「グウェン・ステイシー」
(引用元:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ

前半はスパイダーマンとしての生活と家族との関係、そして思春期の感情の中で揺れる、恋にスパイダーマンに大忙しのグウェン・ステイシーのお話から始まります。
警察官である父親とスパイダーマンとしての生活、非常に絶妙なバランスで成り立っていた日常があるハプニングで崩れてしまいます。

そこで、異世界のスパイダーマン連合「スパイダー・ソサエティ」の幹部である、ジェシカ・ドリュー(スパイダーウーマン)、ミゲル・オハラ(スパイダーマン2099)と出会います。

参上!
(引用元:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ

ジェシカ・ドリュー(画像左)、君顔違くない・・・?

漫画のジェシカ・ドリュー
(引用元:スパイダーウーマン -ジェシカ・ドリューの数奇な運命‐

しかも、黒人でアフロで妊婦って・・・妊婦前線に出すなよ・・・
原作でも妊娠してたけど、そこのタイミングのやつ出す?
スパイダーウーマンはポリコレの波に飲まれ、すべてのポリコレ属性を有した最強の戦士となってしまいました。
まあ、別の世界線のジェシカ・ドリューなんでしょう・・・

そんなこんなでグウェン・ステイシーとスパイダー・ソサエティの物語が始まります。

家族の愛、思春期の少年を描くマイルス編

思春期の少年「マイルス・モラレス」
(引用元:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ

後半はスパイダーマンとしての生活と家族との関係、そして思春期の感情の中で揺れる、恋にスパイダーマンに大忙しのマイルス・モラレスのお話から始まります。
警察官である父親とスパイダーマンとしての生活、非常に絶妙なバランスで成り立っていた日常があるハプニングで崩れてしまいます。

いや、同じじゃね・・・
様々な世界のスパイダーマンも同じ宿命を背負っているということを描きたいのはわかるんですが、あまりにも同じ。
ただでさえ長いこの映画、もっと削れるところあったんじゃないの。

グウェン編からマイルス編で追加されたのは、彼の母親と、アメリカンジョークだけです。

そして、この追加要素が非常につらい。

マイルスは他のスパイダーマンと同じように、移動している最中も戦っている最中もとめどなくアメリカンジョークを話します。
このジョークが日本語に吹き替えている影響か、やたら早口で畳み掛けるように話します。心なしか翻訳もガバガバで、ほとんど頭に入ってきません。
そして、つまらない。頭に入ってこないアメリカンジョークはあまりにもつまらなかった・・・

また、モラレス家は、アメリカ以外にオリジンがあるらしく、母親は時々故郷の言葉を話します。
そして吹替版では、なぜかこの言葉に字幕がつかない・・・
前述したようにやたら早口で畳み掛けるように話している中でいきなりこの謎の言語が割り込んできます。
ただでさえ、何言っているかわからないなか、本当に何を言っているかわからない謎の言語が入るともうおしまいです。

そしてラスト

本作は、米国映画史上最長の長さを誇るアニメ映画です(上映時間2時間20分)。

上記2つの話を絡ませながら強力なヴィランを登場させ、他の世界のスパイダーマンとの確執も描きました。
ビビットなカラーで描かれた美しい世界は最後は膨大に膨れ上がり、見ている人間の目と脳をパンクさせます。

疲れ果てた最後に見た映像は、何も解決せず、すべてを後編へと投げ捨てた「つづく」の文字でした。

今作のヴィラン「スポット」、四次元殺法コンビを合体させたみたいな見た目。
(引用元:映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』 | オフィシャルサイト| ソニー・ピクチャーズ

最後に

色々書きましたが、MCU版のキャラが出たり、ゲーム版のスパイダーマンが出たり、スカーレット・スパイダーが出たり、沢山の小ネタが詰まった映画ではありました。
配信サービスなんかで好き勝手に止めながら、一緒に見ている相手に講釈を垂れると楽しいかもしれませんね。

みんなも「ザ・フラッシュ」を見よう!(宣伝)



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