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【映画】毎日ホン・サンス

在宅勤務をぴやっと終えて、しゃーっと映画館に行ってホン・サンス。

きれいなスクリーンで、何にも邪魔されず、その世界にひたる。

これが、ここんとこ毎日だ。しかも@1000円と安い。
こんな幸せがあるんだなぁ、と噛みしめている。

コロナで3回目の非常事態宣言がなされ、休業する映画館も多かった。
しかし、ホン・サンス監督作の特集は、宣言中も休まず上映され
とても豊かなラインナップを鑑賞することができた。

まず、ヒューマントラストシネマで
土日に「次の朝は他人」「3人のアンヌ」。
(「ハハハ」は寝坊して見逃した!)

次に、上映館がアップリンクに移動すると、
家から近いもんだから、ちょうど在宅勤務中ということもあり
平日、仕事終わりの18時台(!)に間に合うことができた。
「クレアのカメラ」「それから」「夜の浜辺でひとり」。
いやこれ、会社に行ってたら見られなかったよ、ありがたや~。

映画はやっぱり映画館で、スクリーンで、集中して見るのがいちばんだ。
家のテレビじゃ、スマホもあるし、家族もペットもくるし、没入できない。

ホン・サンスの映画を、最初に見たのはいつだったかな?
filmarksをたどってみる。(便利だね!)

2017年5月 「正しい日 間違えた日」
2017年8月 「よく知りもしないくせに」

おお、4年前に映画館で見たんだ。これ、好きだったんだよなぁ。
それ以来、filmex 映画祭のホン・サンス新作は毎年楽しく拝見している。
ホン・サンスとキム・ミニの仲を見守る親戚気分だ。

4年前に見てても、今やほとんど覚えておらず、新鮮に楽しめる。
途中で寝ちゃっても、起きたところで、いつもの役者さんたちがいつもの飄々としたすったもんだをやっていて、すーっと物語に戻れる。

映画館はコロナ対策で1席アケで、客としてはとても快適。
定員の半分だからほぼ満席で、チケットはすぐ売れちゃうみたい。

これから新作「逃げた女」の公開にあわせて
特集「12色のホン・サンス」とは別に、
特集「作家主義ホン・サンス」もある。

ほんと、毎日ホン・サンスという、こんな贅沢な日々はまだ続く。