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#72 やりたいことがあるなら”やる気に頼らない”

さて、今日のテーマは「やりたいことがあるなら”やる気に頼らない”」です。

やりたいことがある時って、やる気があった方がはかどりますよね。

でもやる気を出すのって難しくないですか。

「今日はやる気が出ないからやめとこうかな」

その”やる気”が問題だったりします。

やりたいことに取り組むときに大事なことについて一緒に考えていきましょう。


自己紹介です


お題の話の前に、自己紹介します。

僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

日々の実践はもちろんですが、中堅管理職として管理の視点や現場の視点から様々な相談を受けることが多くなりました。

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。
このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・組織での働き方
・社会人の学び方
・リーダーの考え方
・ストレスマネジメント
・相談を受けたこと
・たまに子育て
・日々、感じたこと など


それでは本題に入っていきましょう。


やる気がないとできないあなた


何かに取り組んだり、新しく始めるときに、

「あーやる気出ないわ」
「なんかモチベーションが湧かないんですよね」
「やる気ってどうやったら出るんですか」


そんな声を聞くことが多くあります。

この気持ちもわからなくはないですが、

みんなが言っている”やる気”って何なんでしょうか。


個人的には、やる気というのは「何かを始めるための一つの理由」であると考えています。

何かを始める時は、それなりの理由や目的がいります。


テストがあるから
親に言われたから
仕事で必要だから
成長したいから
やる気が出てきたから など

人が行動を起こすための理由はいくつか存在します。

「やる気があるから行動できる」

というのは確かに何かを始めるときの一つの理由にはなると思います。

ただそれは、あくまで一つの理由(きっかけ)であって、行動の理由の全てではありません。

また、僕の感覚でいくと「やる気があるから行動できる」というのは少し違うかと思います。

それとは逆で「行動するからやる気が出る」と感じる人もいるんじゃないでしょうか。

やる気は人間の心理状態を指した言葉だと思います。

そうであれば、その人個人が「やれそうだ!」と思った時が一番やる気が出ます。

「やれそうだ!」と思うには、行動して実践してみることが近道だと思います。

何かをやってみて、課題を見つけ、それを乗り越えることで「やれそうだ!」とう感覚は生まれるんだと思います。


やる気があれはやる気がない時が来る


例えば、

「やる気があれば行動できる」という信念のもと、実際にやる気が出てきて、自分がやりたいことや、やらないといけないことに取り組むことができたとします。

ただ、やる気に頼った行動はその後は継続するでしょうか。

おそらく難しいんじゃないかと思います。


なぜなら、人間の心理はその日の体調や気分によって変動します。

なので、

「やる気がある日があれば、やる気がない日がある」

ということになります。


つまり、やる気に頼った行動というのは、いつかやる気がなくなる日が来て、行動ができなくなり、結局やりたいことに取り組めていないという状況を作り出してまうんですね。

「やる気がある人」と頑張ってる人を見て表現されることがありますが、

そういう人も、きっとやる気がある日もあればそうじゃない日もあるはずです。

ですので、みんながやる気に満ち溢れるということは難しいんじゃないかと思います。



やる気があってもなくても


そう考えていくと、”やる気”という言葉がいかに不安定なものかが分かってきます。

やる気に頼るほど、中長期的に見て、行動を起こしたり継続することは難しいでしょう。

もちろん、何かに対して「やる気を持つ」ことはとても重要です。

ただ、だからと言って、それが行動する理由になるとは限らないんですね。


それならば、「やる気があっても、なくても行動する」ことが必要になってます。

”やる気”という、意見わかりやすく、明らかに行動できそうな概念を捨てて、

その活動や取り組みの目的を再度見直し、

なんのために行動しているかを考えてみるのもいいかもしれません。


行動の理由は「やる気」ではなく、「目的」に照準を合わせたほうが継続的な行動につながると思います。


頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったら、スキ&フォローをよろしくお願いします。

ではまた。


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