見出し画像

#186 ドーベルマン


ドーベルマンを描きました。
原産国はドイツの犬です。
凛々しい姿がかっこいい。

描いている時に、ドーベルマンてシカのような特徴的な耳だな〜と思いました。
ふと子犬の時はどんな感じなんだろうと調べてみることにました。
そして今まで自分が認識していたドーベルマンの姿は、子犬のうちに耳や尻尾に手術をして人工的に作られた姿だった、という衝撃の事実を知りました。

元々は垂れ耳で尻尾の長い犬種のようです。
元は護衛犬として働いていて、その優秀さから警察犬や軍用犬としても活躍するようになりました。
その過程で敵に噛まれたり掴まれたりすることを防ぐため(弱点を少なくするため)、また聴覚を鋭く機能させるため断耳(だんじ)、断尾(だんび)が行われるようになったそうです。

しかし最近ではそういった手術は、海外では禁止されることが多くなってきたみたいです。
日本では手術は禁止にはなっておらず飼い主の判断に委ねられています。

自然の姿だと思っていたものが実は人工的だったことを知りかなりの衝撃を受けました。


元イラスト

一旦描き終えた時はこんな感じでした。
描いた時はあまりしっかり描き切る気分ではなく、気ままにぐりぐり描いて終わりにしました。
しっかり完成させたいと思いつつ、こんな感じでラフに終わる日もあります。
しかしSNSに投稿するにはラフ過ぎると思い描き直すことにしました。


加筆版ラフ

もう少し本物のドーベルマンに近づけようと思って試行錯誤しました。
本物のドーベルマンは口先がもう少し角張っていると感じたので、いつもは丸く描きがちですが今回は四角っぽい感じにしてみました。
眉毛(?)は日本のシバイヌとかにも似ている気がしました。


描き直し版ラフ

最初は元の構図と同じく頭部にフォーカスしたイラストにしようと思ったのですが色々描いているうちにやっぱり全身を描く気分になり(と言うかバストアップのいい感じのイメージが浮かばず)全身を描くことにしました。
たまには頭部だけでもいいかなと思ったのですが、やっぱり全身描いた方がいい感じに見えると言うか描いていて満足感があります。


完成?

一度ここで完成にしたのですが少し時間をおいて見てみると体のバランスがイマイチな気がしてきました。
実物をもう一度よく見てみると後ろ足がもっとぴーんと伸びた印象があったのですがそれが再現できていないと感じたのと、前足と後ろ足の大きさが逆転しているように感じました。
なのでここからさらに加筆修正することにしました。


後ろ足を大きくし、前足は少し細めにして後頭部のラインも修正して完成です。
本物はさらに足がシュッとしていて全体的にも引き締まった印象ですが、僕なりのデフォルメで描くとこんな感じです。
一つ前の段階よりも自然な見え方にすることができたと思います。
後ろ足がカクカクと曲がっているデザイン的な表現が気に入っています。
今回は割とリアル寄りのデフォルメになりました。
リアルとデフォルメのバランスをもっともっと突き詰めていこうと思っています。

今回は耳が立ったドーベルマンを描きましたが今度描くときは垂れ耳の自然の姿のドーベルマンを描こうかなと思っています。


動物イラストの制作受付中です。
動物のイラストが欲しいな〜と思っている方、ぜひご検討ください🙇↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?