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転職活動自体のメリット

私は2年ほど前からゆるく転職活動を行っていて、転職エージェントと面談したり、企業の採用担当者と面接も行っています。
しかし転職はしていません。多くはオファーをもらうまでに至っていないのが理由ですが、条件が合わずこちらから辞退したこともあります。

転職活動は相手の会社のことも調査し、面接にはそれなりの対策を事前に考えなきゃいけないし、ウェブ試験・筆記試験なんてあると勉強もしなくてはいけません。それらは時間もかかり、平日仕事しながらだとなおさら大変です。
そんななかで、転職活動自体が面白いな、自分にメリットがあるな、と思うことがあります。

業界の勢力図がわかる

私の業務するテレコム業界は狭く、メーカーからすると決められた数のプロダクト、サービスを奪い合う業界なので、
他の会社が伸びる=自分の会社の勢いが落ちる
とわかりやすい勢力図になります。

そのため、仕事が増えた会社は仕事をまわすため、人を増やさなければならず、積極的に採用活動します。

人事は企業の戦略の最優先事項といわれています。モノやカネがあっても、それを最大化して仕事をまわすのは、人の能力に依存します。

とある会社の採用活動が増えたということは、何らかの理由でその分野の人が必要であり、そこから企業の戦略を知ることができます。

企業の内情が詳しく聞ける

同業他社や競合の内情は、その企業に知り合いがいても、業務上の秘密もあり、知ることが難しいです。
しかし、採用担当者との面接は違います。堂々とその企業の情報を得ることができます。
例えば、下記のようなことです。

最近の日本支社の売上はどれぐらいか
社風
この部署の部長や課長はどんな人か
人事制度はどういうものか
教育制度はどういったものか
有休は取得しやすいか、、、

中には企業秘密で答えられないこともありますが、採用担当者はできるだけ回答しようと努力してくれます。
その企業のホームページから調べられることもありますが、その情報は本当か、という聞き方もできます。

こんなに多くの情報を、その企業に直接問い合わせて、しかもタダで得られる手段は、面接以外にはないと思います。

私は面接を通じて、この業界の他社のことについてずいぶん詳しくなったと思います。

自分の市場価値が分かる

これは転職活動のメリットでわりと定番な意見なので最後に書きます。
要するに、自分が転職した際の予想される年収がわかるので、自分が市場でどれぐらいの価値があるかがわかります。
同じ業界でも、日本企業より外資系企業のほうが高い年収を提示されることが多い場合もあります。

また、自分に合った求人数が多いと、それだけ今の市場に適した人材だということがわかります。

このように、転職活動自体にメリットがあり、楽しいと思うこともあります。
本来の目的からずれているかもしれませんが、転職活動はもはや私の趣味といっていいかもしれません。

最後まで読んでいただいきありがとうございます。 定期的にアップしていきたいので、今後もよろしくお願いします。