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インデックス投資NO安心論

インデックス投資は最強・安心と言われるなかで
本当に最強・安心なのでしょうか。
今回は、インデックス投資のなかでも特別に
最強・安心・人気を誇るS&P500のNO安心論について
解説していきます。
この記事を通して、S&P500の捉え方および解決策が
分かります。


1.結論

・インデックス投資はベンチマークに連動するファンド
・自分自身にストレスがかからない投資をすること
・投資において損失を最小限に抑えることが重要
・S&P500は本当の分散ではない



2.S&P500過去8回の暴落

・1929年8月~1932年6月:-86%【世界恐慌】
・1937年2月~1938年3月:-53%
・1968年11月~1970年6月:-33%
・1972年12月~1974年9月:-46%
・1987年8月~1987年11月:-34%【ブラックマンデー】
・2000年3月~2002年10月:-49%【ITバブル崩壊】
・2007年10月~2009年3月:-56%【リーマンショック】
・2020年2月~2020年3月:-34%【コロナショック】

S&P500は過去8回の暴落がありました。
(最大-86%の暴落はエグすぎる、、)

1929年8月~1932年6月:-86%の暴落を題に話します。

図1 1929年8月~1932年6月:-86%【世界恐慌】

-86%の暴落時に資産2000万円あった場合
資産が280万円まで減ることを意味します。
(資産が約9割減は私だったらメンタル崩壊します、、)

老後に備え、この2000万円と退職金と預貯金があれば
老後の備えは完璧と思っていたが、この暴落期に定年を迎え
「老後資金全然足りない、再雇用で働き先探さなきゃ、、」
とういうパターンは十分に考えられます。
(今後の日本を考えたら、このパターンになったら死ぬまで
 働くことになりそう、、)

項2で分かること
・インデックス投資をしてる以上、このような大暴落は避けては
 通れない道であること。



3.重要なのは損失を最小限に抑えること

投資において手元にどれくらい残るかの効果は
利益より損失をどれくらい最小限に抑えられるかが
(投資の世界では騰落率で表す。)
損失を最小限に抑えた上で利益がどれくらいでるかが重要

投資信託 元本100万円
1年目:-10%
2年目:+10%

1・2年目でトータル±0%だから変わらず100万円っぽいけど
実際は、、
1年目:-10% 90万円
2年目:+10% 99万円
元本割れがしている。
損失のダメージは長期になるほど効果は絶大、、
(チリツモですね。)

項3で分かること
・インデックス投資をしている以上、-10%の損失が発生したら-10%の損失
 が発生。この-10%を-5%や-1%といった最小限に損失を抑えられるのは
 アクティブファンドでしかできないこと。



4.ストレスのかかる投資

インデックス投資をする上で気づかないうちにストレスを抱えるという点。

日々暴落しないかと怯えながら投資をすることになる。
(ストレスのある投資)

他にも、「S&P500に集中投資はリスクがあるから次はどんな商品を買おう、、?」「どの組み合わせにしようかな、、」などと言った
市場を読む力が必要になってくる。
投資のプロでもない一般パーソンにはとても負荷がかる。
(ストレスのある投資)

項4から分かること
・ストレス低めに投資をすること
 理想のノンストレス投資
 運用のプロが銘柄の組み合わせを選定
✅ 時流や世界情勢に合わせた商品のセレクト
✅ 損失を最小限に抑えてくれる



5.投資でもリスクアセスメントは必要

リスクアセスメントの意味はこちら

Ex)重量物を運搬する。
上記の作業行為があるとします。
この作業行為に潜むリスクとしては、手が滑って重量物を足下に落として
足を骨折するというリスクが考えられます。

対策として
・ゴム手袋をつけて、手が滑らないようにする。
・安全靴を履いて、足先を保護する。 etc
と言った対策が挙げられます。

投資も同じようにインデックス投資には避けては通れないリスクが
潜んでいます。
潜んでいるリスクを知ってるにも関わらず、リスクヘッジをしなければ
取り返しのつかない大怪我を負うことになります。



6.解決策

項2〜5で述べたNO安心を安心にしてくれる方法はあります。
それは
ファンドオブファンズの活用です。

図2 ファンドオブファンズのイメージ

一つのファンドを通して、複数の投資信託を購入するファンドのこと。
(ファンドオブファンズの意味はこちら)
Ex)投資信託1〜4があって各投資信託に1000銘柄あった場合
4000銘柄に分散。

Q1.S&P500は本当の分散ではないならVTIに投資すれば分散になるのでは?
A.米国の株式に対しては分散○
 ですが、米国株が暴落したらダメージ大


Q2.ファンドオブファンズは強い分散投資が期待できるの?
A.期待できます。
 ファンドオブファンズの対象商品は、世界各国の株式債券
 世界各国に分散されているため暴落のダメージが少ない。


Q3.ノンストレスに投資ができるの?
A.はい、できます。
 項4で「S&P500に集中投資はリスクがあるから次はどんな商品を
 買おう、、?」「どの組み合わせにしようかな、、」などと言った
 市場を読む力が必要になってくると述べましたが、ファンドオブファンズ
 は投資のプロが銘柄の組み合わせを決めてくれるので
頭を使う必要が全くありません


Q4.ファンドオブファンズへの最低投資額はいくら?
A.モノにもよりますがファンドオブファンズなら
月々数万円でアクセス可能です。


Q5.ファンドオブファンズの最大のメリットはなんですか?
A.小口資金で投資ができることです。
 投資に触れている期間が短い人にはピンとこないと思いますが
 ✅ 強い分散投資を期待
 ✅ 優良ファンドにアクセス可
 ✅ 投資はプロにお任せサービス
上記3点をクリアしつつ、月々数万円で投資できるのは本当に
 凄いです。
 通常、上記3点を満たすにはヘッジファンドが該当します。
 ただし、ヘッジファンドは最低投資額が1億円〜が基本ラインです。
 (一般パーソンには無理です、、)


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