見出し画像

低酸素性虚血性脳症

Y君は2022年6月に産まれました。

里帰り出産の予定だった為、3月頃から妻は実家にて生活をしていました。
東京の自宅に1人になった私は妻の指示命令に従い、子どもを受け入れる準備を行なっていました。。
(赤ちゃん用ベッドのレンタルやベビーサークルの設置などなど、、)

予定日の3日前の早朝に妻のお母さんから着信がありました。「陣痛が早まって病院に行ってエコー検査したところ、緊急帝王切開をしなければいけなくなったと。」

当初の予定では街の産婦人科で通常分娩するはずでしたが、そこでは帝王切開する設備がないため県立病院に緊急搬送されました。
理由はエコーを確認した時にお腹のなかの赤ちゃんの危険サインを認識したからだそうです。

電話連絡を受けてすぐに飛行機のチケットを予約し、トートバッグ1つだけ持って妻のいる病院に向かいました。

妻は個人病棟でぐったりしていましたが元気そうだったので安心しました。

赤ちゃんはNICUにいました。
目も開かず泣き声もあげず、呼吸器や点滴や心電図や脳波測定のパットなどがつけられており痛々しい状態でした。
その時は本当に自分の子供なのか実感が全く湧かなかったですね。

そこで出産の担当の先生に言われたのが、
◯新生児仮死
◯新生児低酸素性虚血性脳症
◯肺高血圧症
◯三尖弁閉鎖不全症
でした。

聞いたこともない病名だらけで全く理解できませんでしたが、先生に紙に書いてもらい素人にわかるように説明してもらいました。

要は、
お腹の中にいる時に、何かしらのストレスを抱えてしまい胎便を肺に吸い込んでしまったため呼吸ができず、脳に酸素が供給が出来なかったとのこと。

このストレスを抱えたときのサインというのが、胸の前で両手を交差している状態が✖︎印のように見えるそうです。

苦しい思いをしたんだなと思いました。
それでも頑張って生きてくれているこの子に対し、
自分がやれる事は全てやろうと決意しました。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?