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【医療データとAI】① AIと「はひふへほ」:「へー」から「ほー」のステージ

AIの衝撃「はっ」


ChatGPTはOpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットの登場で世の中の皆様が「はっ」としました。
様々な有名人がYouTube上で自分のエゴサーチをChatGPTで行い、素っ頓狂な回答にたいして笑う動画を公開して、まだまだ参照にしているデータが古かったりハルシネーション問題を露呈しました。

AIへの危機感「ひーっ」

時期については様々な見解がありますが、これまでも2045年にはシンギュラリティーが来るといわれていましたが前倒しになるかもしれませんね。
シンギュラリティー(技術的特異点)とは、自律的な人工知能が自己フィードバックによる改良を繰り返すことによって、人間を上回る知性が誕生するという仮説です。

これによって、「AIによってなくなる仕事」などの記事がメディアやWEB上には溢れています。

業務の代替やヘルプということは起こりますが、業界そのものがなくなるというのはまだまだ考えにくいのかもしれません。
しかし、馬車が鉄道や車や飛行機に置き換わったように、経済合理性の視点からいうとAI・機械に置き換わっていく領域が増えていくのは間違いないと思います。特に少子高齢化社会において人材不足が危惧される日本においては。そういった意味でAIはマクロでは役立っても、そこに専業で働いていた人にとっては死活問題になる「ひーっ」な業務領域があるのは否定できないと思います。

AIへの距離感「ふーん」


この1年 私のGOOGLE NEWSで表示される記事はAIやChatGPTなどで埋め尽くされています。しかし、こういったNEWSサイトの記事はその読者の好みに合わせた記事を提示するのでバイアスが掛かっています。僕のように興味津々の人もいて業務やプライベートで使う人もいれば、仕事場でも禁止されていてプライベートでも使わない人もいます。正解不正解があるわけではありませんが、日本では、まだまだ「ふーん」と距離感のある方も多いのが現実のようです。

ここからがこの記事の本題です

AIへの驚き「へー」はあるが、、、

先生方も自分自身では積極的に活用していないようでも、日常AIの成果を目にして体験しています。

  • AIが作曲した音楽やAIが描いた絵画など、人間の感性に近い表現をAIが行い、「へー」と思ったこともあると思います。

  • AIスピーカーを通じて音楽を再生したり、家電や照明を制御したりすることができます。AlexaやSiriやGoogleのAIを使って「へー」が日常になっている先生も多いかと思います

  • 医療分野でも驚くべき変革が起きています。例えば、AIを用いた診断支援システムや手術支援ロボットなど、AIの能力を活用して医療の精度や効率を向上させる取り組みが進められています。先生方も学会や学会誌でITやAIのセッションが増えているのを感じていると思います。

  • AIは情報処理の能力に優れており、大量のデータを高速かつ正確に処理することができます。この能力を活用して、例えば、大規模なデータセットから新たな知見を得ることや、迅速な意思決定を行うことが可能になります。AIの高度な情報処理能力に驚きを感じることがあると思います。

  • なにより、この「へー」の部分の文章はNOTEのAI編集の機能で書いたものなんです。少し文言の体裁は直しましたが、「へー」でしょ?

AIへ「ほー」になろう

AIがなくても生きていけると思っておられる先生がおられるとおもいますが、すでに生活の中に組み込まれているのです。今後はさらにAIがなくては社会が回らなくなると思います。
以前、GAFAM(「グーグル(Google)」「アマゾン(Amazon)」「フェイスブック(Facebook)」「アップル(Apple)」「マイクロソフト(Microsoft)」)を使わずに生活できるかという面白い記事があって、

(COURRIER JAPONの無料会員登録で読めます)

「遮断するのが一番難しかったのは、アマゾンとグーグルだった」

「かなりの割合でアプリやネットサイトは、デジタルコンテンツのホストとしてアマゾンのサーバーを利用しているので、アマゾンのサービスに別れを告げた時点で、デジタル世界の大半がアクセス不能となった。」

「グーグルをブロックしたときは、インターネットそのものの速度が遅くなった。ほとんどのサイトが使用するフォント、広告掲載、ユーザーのトラッキング、さらにはユーザーが人間かロボットかを判別するにもグーグルのサービスを利用しているからだ。」

私は、アマゾンとグーグルが「インターネット界のインフラ提供会社」にほかならないと悟った。デジタル世界の構造の本質的な部分に深くくい込んでいるので、競合他社でさえそのサービスに頼らざるを得ないのだ。」
「巨大IT企業を批判する際、よくこんなセリフが聞かれる。「その会社が嫌いなら、製品を使わなければいい」私がこの実験から得た教訓は、「それは無理」である。単なる巨大IT企業ブランドの製品やサービス、というわけではないのだ。これらの企業が支配しているのは、仕事から場所の移動といったことにいたるまで、何をやるにしても頼りにするツールであり、切り離すのは難しい。製品とサービスが複雑に絡み合った場なのだ。」

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同じようにAIを使わずに生活するのは不可能な時代がやってくると思います(もうやってきているかも)。Theoretically PossibleでもPractically Impossible(TPPI問題)になるでしょう。


AIを使ったQUALITYの高い適価なサービスによって顧客の負担が減らせる分野においては、AIが優勢になるのを止めることが出来ないと思います。

例は異なりますが新幹線で1万5000円位で東京-大阪間を移動できる時代に馬車で日数と宿泊費をかけて移動することは趣味ではありえてもビジネス利用は認められないように。

つまり、まだまだ私にとってもAIを使った診断結果やツールの開発の学会発表は「ふーん」や「へー」です。それに自分でAI診断ツールやプログラムを組めるわけではありません。
しかし、医療機関で働いている先生方にとってはAIそのものでなくでもAIに学習させるデータ(教師データ)の提供に関与することになる未来が近いと考えています。そういった意味で距離感のある「ふーん」や「へー」でなく「ほー」になってもらいたい(というか自分自身がそうなりたい)と思っております。「ほー」にならざるを得ない時代がすぐそこに来ていると考えます。それはなぜでしょうか?

今日はここまで



シリーズ【医療データとAI】について

先生方とともに自分も学習したいので新しいシリーズ【医療データとAI】を開始しました。私にとっても未知の分野で認識の誤りなどもあるかと思いますがお許しください。
そしてNYAUWのブログの目的は難しいことが理解できない自分自身が学習の過程で掴んだイメージを皆さんにもお伝えすることですので
・卑近すぎる例 失礼に見える表現
・プロから見るとそうでないこともある
などがあるかもしれません。
しかし、できるだけイメージをつかみやすいように、内容を難しくしすぎないようにを心がけていきます。受験勉強の語呂合わせのようにイメージやストーリーを伝わりやすくするためにという悪意の無い目的ですのでお許し下さい。

AIという誰も経験したことのない分野と医療のクロス分野では倫理や哲学もまだ統一されたものもないため議論が世界中で多方面にこれから行われることになると思います。
そういった中で私個人が考える長期的なマクロの医療という視点でこのブログを書いてまいりたいと思います。ミクロな意味・短期的な意味では「不適切だ」か「反対」と思われる方もおられると思います。

・これはあくまで個人としての見解のブログであること
・世間的な未来予想に則ったもので、他の方の考えを否定するものではありません。

その点をご理解下さい。

今後はこの分野【医療とAI】のプロフェッショナルな方々に教えていただきたいので「教えてやるよ!」、または、まだまだ知らないので「一緒に勉強したい」という方まで連絡お待ちしております。


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