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シニアの楽しみ ハンドベル体験

施設の先輩女性からハンドベル・サークルがあるので参加しませんか、とお誘いされました。躊躇する気持ちと好奇心の天秤は、死ぬまでに一度はやってみようという気持ちが勝って、参加してみました。

今回は勧誘活動の甲斐があったらしく、普段の倍以上の人数になったそうです。一人ひとりハンドベルを渡され、持ち方、音の鳴らし方を習いました。教師役の生活指導員の方は高校時代に部活でやられていたとのこと。

ハンドベルは17世紀後半のイギリスで誕生しました。その起源は、当時時報や儀式のために使用され、人々の生活の中で大きな役割を果たしていた、教会の大きな鐘(チャーチ・ベル)であったとされています。そのため、リンガー(鐘を鳴らす人)達は、目的に応じて異なる音色を正確に奏でる必要がありました。しかし練習のたびに、町中に響く教会の鐘を使うわけにはいきません。そこで教会の鐘を使わずに練習できるように考案されたのがハンドベルです。手で持って鳴らせるように小さいハンドルがつけられ、室内でも練習できるように考案されたものです。長い伝統を持つ楽器で、正式には「イングリッシュ・ハンドベル」といいます。(参考:一般社団法人 日本ハンドベル連盟HP、並びに下記HP)

実は、私たちが習ったハンドベルはイングリッシュ・ハンドベルではなく、日本発祥の「ミュージックベル」でした。

イングリッシュ・ハンドベルは青銅製の鐘(キャスティング)とその中の振り子(クラッパー)、プラスチック製または革製のハンドルで構成されています。音によって大きさが異なり、小さいもので約200グラム、大きいもので約8キログラムの重量。運搬も大変で、錆防止のため手袋が必要だったり、
さらに高価であるなど、取扱いに注意が必要です。
(参考:Wikipedia ハンドベル)

そこで、もっと手軽に簡単に楽しめるようにと「日本」で作られたのがこのミュージックベルです。1982年(昭和57年)生まれ。ベルの大きさはぼぼ一定で演奏方法もイングリッシュ・ハンドベルに比べるとシンプルです。教育楽器として学校などで親しまれるようになったそうです。知らなんだ…

ベル1本が1音です。このベルを一人で1本から数本担当します。音符を追い、出番が来たらベルを振って音を出す。その一音一音のつながりが音楽になります。一音それぞれが心地よい響きを出します。

全員で協力して演奏しなければ曲が成立しません。年齢や性別関係なく参加できます。チームワークの大切さを学べ、注意深さと協調性を養うことができます。

皆で力を合わせ、練習含め1時間で一曲を演奏することができました。
達成感、やった!

先生、仲間の皆さん、ありがとうございました。

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