なぜ？

200年前のロシアの作家を引退音楽家がなぜ若い音楽家にここまでしつこくドストエフスキーを推奨するか熱意を持ってお話しても伝わらないかもしれません。しかし、トライだけさせてください。

人生変わります。

神に出会えたのはナントカ教祖のおかげ・・・

みたいな感じで

ドストエフスキーに出会えたのは津本幸司のおかげ・・・

と、私を一生思い出してくださることでしょう。

給料

いきなり金の話をします。コロナで打撃を食らったのに、2024年3月初旬の日経平均大暴騰でも、自分に見返りゼロなのを受け入れているアナタの心を客観視してください。「オマエは本当に貧乏だと思ってるのか！」という貧乏バッシングに黙り込み、「もっと大変な人が世の中にはいるんだぞ！甘えるな！」と犠牲の累進性を信じ込まされているのに気付いてください。やれれたい放題じゃないですか？

こんな資本主義の「労働の商品化」を、「資本主義の本質がわかっとらんドストエフスキー」が描いているのです。そりゃトルストイは大成功するわ・・・

死刑

「死刑になったことある人ぉ？」

という質問に

「はーい」

って言える人って世の中に何人いると思います？

「お父さん殺されたことある人ぉ？」

という質問に

「はーい」

って言える人ってたくさんいると思います？

この状況が作り上げた精神状態から来る作品はものすごいんです。

ちなみに

「戦争経験ある人ぉ？」
と聞かれて私は
「はーい」と答えられるんです。イランイラク戦争の最中にイランに住んでいたのです。

「クレーンで首つり処刑されるの観たことある人ぉ」
と聞かれて私は
「はーい」と答えられるんです。イスラム教シーア派の文化で暮らしていましたから。

だから、状況がどのように精神状態に影響を与えて、文学、音楽、芸術にどのように影響を与えて、生き様をどのように変えるかを身をもって知ってるんです。

だから読んで欲しいのです。

読んで欲しい5冊

5冊オススメしますので、順に読んでください。1年あれば読めると思います。

①罪と罰

②白痴

③悪霊

④未成年

⑤カラマーゾフの兄弟

この順でどうぞ。

訳（わけ）あって全部、亀山郁夫氏の訳（やく）です。（・・・うまい、俺）

まとめ

解説は明日から一冊ずつ行いますが、はっきりいって独自の解説になります。でも、奇をてらうような解説にはしません・・・って私が言ってる時点で基地街解説になります。私自身が奇ですからね。

しかし、音楽家の人生にどのように反映させるかの説明は役に立つと思います。私のアンチの方も「反対」をやればいいので役に立つと思います。

津本幸司

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津本幸司