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音楽家の必須の「音楽学」とは

音楽学

音楽を嗜む大人に掛けているのは「音楽学」の知識です。知っている人は「なぜ音楽学を身に付けずに音楽をやる?」と不思議に思うものです。なぜならば、音楽の幅、楽しみ方、向上するスピード、全てが数百倍、数千倍に広がるからです。つまり、音楽学を知らないのは非常にもったいないのです。

音楽学とは

音楽学とは音楽の歴史、理論、美学、哲学、心理学などを研究する学問です。

①音楽史

紀元前の音楽からバッハ、ベートーヴェンはもちろん存命の作曲家まで勉強の方法があります。広く浅く知ってから、深く細かく見て行く、読む本も多いのですが、最低でもグラウト・パリスカという本を上中下巻暗記するのは必須です。


②音楽理論

クラシック以外の方であっても、ジャズ・ポピュラーの音楽理論はもちろんのこと、和声法と対位法というその大元になっている音楽理論を知る必要があります。以下の4冊の暗記は必須です。

ちなみにジャズ・ポピュラーの音楽理論は私が過去に分かりやすい本を書いていますので、広告になってしまい恐縮ですが一応リンクを載せます。


③音楽哲学

ピタゴラスが音楽を数学的に捉え、アリストテレスは音楽を教育と遊戯の間と捉えてます。音楽の歴史だけでなく、哲学史、美術史、芸術史全般から考察する・・・のは時間掛かるので、それを考察して実践した人を学ぶのが手っ取り早いです。20世紀の音楽を学べば先人が①と②をどのように③で解釈したかが分かりあなたがどのように音楽哲学を捉えるかが分かります。これは以下のソーズマンの解説が分かりやすいので、これがイミフな場合は諦めましょう。

④音響学

数学を用いて音の振る舞いを理解します。現役の頃、大変お世話になった小泉先生の本が2005年までの音響学を見事に網羅しています。入門書なので、この中で知らない単語がないように勉強し、完全暗記してから現代の音響学に脚を踏み入れて下さい。

⑤音響心理学

音を聞いてどのように人間が感じるか、なぜ見えないのに綺麗と感じる?なぜ見えないのに明るいと感じる?なぜ触れないのに温かいと感じる?ディープラーニングに向いてるプログラミング言語を2,3個扱えることが前提ですが、岩宮先生の本を暗記すると良いでしょう。

まとめ

上記暗記できたらやっと音楽学のスタート地点に立てます。解釈して、実践して、間違えて、やり直して・・・どうぞご自身で学んで下さい。本全部買ったらヤバい金額です。Amazonでカートに入れて金額だけみてください。

私は年に2度、ゴールデンウィークとシルバーウィークに「10学セミナー」を開催しています。5時間で10学、つまり30分1学問を勉強します。その内の1つがこの「音楽学」なのです。どれだけ濃い内容で、どれだけ「お得」かが分かって頂ければ嬉しいです。


最後までお読み頂いてありがとうございました。

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