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元営業マンが教える向いていない営業マンとは

失敗談をどれだけ自分ごとと捉えられるか。結構重要だと思っています。

Abemaと言う動画配信サービスの人気番組で「しくじり先生」と言うものをご存知でしょうか。
読んで字の如く、その内容はしくじった方々を先生としてお招きして、自分の失敗談だったりその失敗から学んだことを授業形式で教えてもらう。そんな内容を教養バラエティとして面白おかしく見れる番組です。
この番組が私は大好きで、面白くもありとってもタメになるんです。

失敗から学ぶことが多いのは当然ですが、失敗は自分が挑戦しないと失敗することもできません。
なので、失敗してくれた人の話ってとっても勉強になるんです。
少なくとも自分が同じ失敗をしないように注意できるからです。

私も何か失敗談を話せないかなと思ったときに、営業マンとして活躍していた時は失敗だらけだったなあと思いました。
失敗というか向いていないが現実だったのですが。
そんな本日は、個人的に思う営業マンに向いていない人を記載していこうと思います。

実際に営業マンになって自分がダメだった部分を参照した特徴なので、コミュ力とか、そういった一般的なことは省いてます。

記載して分かりますが、私は本当に向いていなかったです。
下記に当てはまる人は特別な理由がない限りは、営業マンにならない方がいいと思います。

・論理的な思考を持っている人

就職活動をしていた時代、私は一社にだけ一次選考で落とされたことがあります。

私は学生時代から宅建(宅地建物取引士)を持っていたので、不動産の企業から内定をいただける確率はとっても高く、悪くても最終選考で落とされる。そんな就職活動を送っていました。

そんななか、とある不動産会社の一次選考に行きました。
その一次選考の方法は、グループでA4の分厚い用紙をどれだけ高く積めるかというものでした。
一番高さを出せたチームが勝ち。みたいなルールで4人組が4グループいる環境で、人事の方が周りで就活生を見守る。そんな一次選考でした。

私のいたチームは、スタートと同時に勢いよく高さを出せる方法を考え、それを愚直に実施していました。
そんな姿を見た私は「他の三人にこれを継続してもらい、自分は他に良い方法がないか考えた方が効率が良い!」と思いました。
結果4チーム中1位という好成績で一次選考は終わり。後日その企業からメールが来ていたので中身を見えるとお祈りメール(落とされたメール)が届いておりました。

当時、反省しようと思い立ち考えてみたのですが、なぜ落とされたのか理解できませんでした。
でもそう思いませんでしょうか。他の三人に任せて自分は他の方法を考える。これは状況によっては良い方法だと今でも思います。

実際に営業マンになって、あの時の反省を思い出します。

何がダメだったか。今でははっきり分かります。
それは営業マンに論理とかそんなもんは必要ないということです。
論理とか効率の良さとかそこまで気にしてはいけないんです。
営業においては「愚直にやり続ける。」これが一番必要な人材です。

なのであの一次選考で求められていたことは、誰よりも我先にと言わんばかりに高さを出す方法を愚直にやり続けることだと今では分かります。
企業側もそんな人材が欲しいと思ってやっていたことだと思いますし、逆に私のような人はいらない人材に他ならなかったんだと思います。

営業マンは考える前にまず行動が第一で、言われたことを何も考えずに愚直にできないとダメです。
効率悪いなとかを考えてしまってやる気が出なくなる人は営業マンに向いていません。

・いざと言うときに冷徹になれない人

お恥ずかしい話でもあるのですが、昔から母親に「あなたは優しすぎるからビジネスに向いていない」と言われてきました。

当時中学生の私は、全く意味が分かりませんでした。
就職活動をしている時でさえ、母親を見返してやると言わんばかりにビジネスで成功してやると息巻いてました。

実際に営業マンになって、優しすぎる部分が仇になりました。
優しすぎるというか、最後の最後で相手にとってこれはベストな選択なのだろうか。と考えてしまうんです。

不動産なんて特にそうで、契約することで何千万のお金が動きます。
そう考えてしまうと本当に最善の策なのだろうか。と考えてしまったんです。

考えなくて良い部分まで考えすぎてしまい、最後の爪が甘くなり結果に結びつきませんでした。

営業マンは、相手のことを考えるのはもちろんですが、最後の一声がものすごい重要です。
最後に弱々しい営業マンから買いたいと思いませんよね。

営業マンは自信に満ちていて「なんでこれを買わないんですか?損してますよ!」ぐらいじゃないとダメだと思います。

相手のことを考えてしまう。これも一種の論理的な思考で、余計なことまで考えてしまう。これは営業マンに向いていないです。

冷徹な部分も持ち合わせていないと、最後の最後でうまくいきません。
こうしないと良くないですよ。とかこうじゃないとダメみたいにお客様にも強く言えるぐらい。そんな人が望ましいと思います。

・数字と戦えない人

前職で営業をしていて一番感じた部分がこの「数字と戦えるか」です。
上司に口すっぱく言われていたのを今でも思い出します。

営業マンは結局戦うべき相手は同僚だったり会社の人間ではなくて、数字だったりします。

数字と愚直に戦える営業マンはめっちゃ強いです。

営業マンは確率をどれだけ上げられるかが重要で、アポイントを取る際に1/5で取れるか1/10で取れるか。全然違いますよね。

新卒は、アポイントを取れないので何件電話をかけられるかとか、営業手法によりますが、一日に誰よりも件数をこなせれば誰よりも確率を上げられることにつながります。

200件の人と300件の人。毎日同じ件数をこなしていたとしたら、どんな運命になろうと最終的に300件の人に軍配が上がります。
運要素があるのも事実ですが、件数を毎日やり続けられたら、総件数が高い人がいずれ勝ちます。

常に数字を意識する必要があるんです。
何件中何件何ができて、何ができなかったか。これの繰り返しです。

上司にも誰よりも件数を上げて、確率を上げろ。それだけだ。と言われてきました。

正直私には無理でした。。。笑


上記3つの観点から逆に営業マンは素直で愚直にやり続けられる人が向いていることが分かりますね。
でも結構真理だと思います。
お金のためだと割り切って、頑張れば頑張れた分だけと思えるか。重要です。

性格を変えることは結構難しいことだと思います。
上記に該当していて現在営業をしている人は、転職も検討してみてください。
今は良いかもしれませんが、性格によっていずれものすごい差が開き始めると思います。

拙い言葉なのに長々と読んでいただきありがとうございます。
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もちろん私の大好物スキもお待ちしております。
ではまた月曜日にお会いしましょう。

#営業 #営業マン #向いていない営業マン #思考 #考え方 #ビジネス

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