自己防衛の妥協と戦う
一丁前に責任という言葉について考えるようになりました。
と言うのも、本業以外でベテランエンジニアの方に強く言われた言葉に疑問を抱いたのがきっかけでした。
それは「責任を第一に考えると、どこまで対応するかを考えることにつながる」と言う一文です。
その言葉を聞いて、もちろん納得する自分もいましたが、そこと戦うのも自分の仕事なんだろうなと思いました。
なので本日は何かを作る際に、絶対に意識しておかないといけないことを書いておきます。その中には当たり前すぎることもあるのですが、責任という言葉によって忘れてしまいがちな部分でもあると思ったので、そんな人にならないよう、そんな人に抗えるように記しておきます。
需要と供給の因果関係
需要があるから供給があるのか。供給があるから需要があるのか。
因果関係はどっちなのか。
勉強をしっかりしてこなかった私は、こんなことを考えたことがあります。
例えばコンビニのおにぎりを例にとると、新しい商品が来た(供給)ことによって買う人(需要)が生まれるのか。
お客さん(需要)がいるから新しい商品(供給)が出るのか。
このコンビニのおにぎりを例にとると、どっちもどっちな気がするのは私だけでしょうか。
でも実際、需要がないと供給って生まれないですよね。
そもそもコンビニに人が来ないと、おにぎりは売れないんです。
とっっても当たり前の話です。
何が言いたいかと言うと「作るものはお客様ありき。」と言うことです。
お客様ありきと言うことは、お客様が求めるものを作るのが物を作る人の宿命と言うことです。
なぜこんな当たり前のことに触れたのかと言うと、冒頭で説明した案件で、ベテランエンジニアの方にこう言われたからです。
「責任やバグ(ツールやアプリのミス)のことを考えると、君の作ったものは提供できない。いずれ君も責任を知ると変わるよ」と。
要は、自分達を守るためには、お客様の依頼をどこかで妥協する必要がある。みたいなことです。
責任という言葉について私が絶対的に理解できていないという問題もありますが、この言葉を聞いたとき私は悲しかったです。
それは私が頑張ってきたことが間違っていたような言い方をされたからです。
今後私も責任という言葉を身を持って感じたら、変わってしまうのかもしれません。でもそうはなりたくないな。と今は思います。
物を作る仕事は、どんな状況においてもお客様ありきであり、お客様が求めているものを自分のスキルを最大限に使って作ること。だと思っています。
責任やバグについては二の次であり、どうすれば責任が取れるのか。どうすれば100%バグがないものとまでは言わないものの、97%バグが出ない物を作れるのか。
ここと戦うのも私たちの仕事だと思えました。
責任を知らないからこその発言かもしれませんが、絶対に忘れてはいけない感覚であり、感情だと思っています。
要望と妥協と限界
お客様ありきなのは当たり前です。
ただ、だからと言って、無理な依頼を受け入れるわけにもいきません。
さらに言うと、自分の持っているスキル以上のことはできないんです。
お客様は絶対だけども、時には妥協も必要であり、限界もあります。
スキル云々の前に、今の技術では対応できないことは当然できません。それが限界です。
なのでお客様からの要望を瞬時に妥協点と限界点を見つけられるようにしないといけません。
でも最大限要望通りのものを作ってあげたいと言う気持ちや、どうすればもっと良いものができるのかを一緒に考えること。
目的を聞いて、その目的を達成するためにはどうすれば一番良いのか。
この気持ちだったり仕事への姿勢はめっっちゃ重要だと思っています。
もちろん仕事なので、責任やバグと言う言葉が付いて回ってきます。
でもこの気持ちは忘れてはいけないと思うんですよ。
仕事だからとか、責任があるからとか、何かエラーになった時に対応するのは自分だからとかって必要な要素ですが、そんな仕事の仕方はしたくないなと私は思っています。
まだまだペーペーな私なので、これから変わってしまうことはあると思いますが、そんな時に少しでもこの記事を読んで、この当時の気持ちを思い出したいと思います。
妥協するのも自分であり、限界に挑むのも自分です。
なら限界に挑んでみてから妥協したいじゃないですか。
責任やエラーを気にして最初から守りを固めることは賢い選択肢かもしれませんが、かっこよくないじゃないですか。
いつまでもこの気持ちは忘れたくないと思います。
何かの参考になれば幸いです。
拙い言葉なのに長々と読んでいただきありがとうございます。
コメントなんかもお待ちしております。批判意見ももちろん!
少しでもいいなと思ったらtwitterなどでシェアお願いします。
もちろん私の大好物スキもお待ちしております。
ではまた月曜日にお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?