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奄美大島でロードバイクを満喫してきました


いつもは機材の話が多いのでたまにはロードバイクライフのお話を書こうかなと思います。スズキの家族は現在奄美大島に在住しております。
奄美大島って名前を聞いた事はあるけど。。。という方が多いかと思うのです。簡単に奄美大島という場所をご紹介しますね。奄美大島は九州と沖縄の間にある島で日本で5番目の大きさを持つ島となります。文化圏的には琉球なのですが、薩摩藩の影響が大きく何処となく沖縄とも違った雰囲気があります。相撲が盛んで集落に土俵が当たり前のようにあったりするのが面白いです。

この辺は様々な本やWEBなどで調べる事ができると思うのでご興味のある方は是非。
日本中にあると言われる「平家の落人伝説」もあり平家の落人が島の人と仲良くなるために舞を舞った事に端を発した「諸鈍シバヤ」というお祭りがあったりします。
また、地元の綺麗なオネーサンにうつつを抜かして連絡が取れなくなり「やや!遂に奴も獲られたか!」と他の仲間が自害しちゃうというような、なんとも間抜けな伝説があったり調べると結構面白いです。

ロードバイクで走って楽しい奄美大島

我々サイクリストにとってはどんな所か?どんな地形なのか?の方が気になりますよね。ファンライドの記事でも取り上げられているので是非読んでみてください。
この記事では結構アドベンチャーライド的な印象を持たれた方が多いかと思います。こんな一面もあるのですが、それだけでは無いのが奄美大島の魅力です。
奄美大島は山が深くて切り立った海岸線があるのが特徴です。ただ、島の北部と南部では様子が違ったりします。

奄美空港があるのは島の北部になります。ホテルなどの施設は島の中間にある「奄美市」の名瀬という地区に多く存在します。地形的には北部の方が比較的なだらかな地形で南部に行く程山が険しくなるイメージです。
家族が住んでいるのは北部の「笠利」という地区になるのですが、適度なアップダウンがあってレベルを問わずロードで走ると楽しいですよ。

家からササっと走るときの定番コースがコレです。もう少し小さいループで57キロ位になるのでトレーニングとして走るなら2周したりするのも良いですね。ツールドおきなわを走った事のある方でしたら「やんばるを小さくした感じ」と言えば良いでしょうか。ここは交通量も少なくて走りやすいですし景色もとても良いです。
名瀬や龍郷に宿を取っても大体1〜1.5時間位でここに来れますよ。沖縄で合宿ぽく走ろうとすると1日移動日に取られてしまうイメージです。奄美はコンパクトなのでLCCの早朝便だと1日目からガッチリとライド出来ます。


とにかく海が綺麗なので寄り道ばっかりしちゃうんです。走りやすくて気持ちが良いので快適です。雨が多いのは確かなのですが、関東圏在住であれば雨に降られても「寒くて無理!」という事はあまり無いかと思います。観光地チックなものは少ないですが、サイクリストにとっては走り易い環境である事が大事ですから最高ですよ。

ライドの途中に必ず寄るのは「ラ・フォンテ」というジェラート屋さん。ライドやトレーニングの途中でジェラート屋に寄るっていうがなんとも良いじゃないですか。心の中に宿るエセ・イタリアーノの血が騒ぎます。普段サイゼしか行ってない癖に(笑
季節のフルーツや食材を使ったジェラートが最高なのです。_

ラフォンテの近くには映えスポットとして有名な「ハートロック」があります。満潮時屋海が荒れてると水没しちゃうんですけどね。暖かい時期はここに浸かって映え写真を撮る人が居たりもします。

「あやまる岬」ここで「謝ってる写真」を取るのは定番ですね。

笠利岬の灯台にある「夢をかなえるカメさん」何故か毎回写真を撮ってしまいます。

余談ですがウミガメが見られる所が多くて、場所によってはシュノーケリングで一緒に泳げちゃう所があったりもします。
漁港に居着いたカメさんが居て、岸壁で釣った魚を処理してるオジサンが居ると「なんや、俺にくれよー」と寄ってきます。でも「コイツ何もくれないなー」と思うと「じゃーねー」という感じで居なくなってしまいます。

補給食にオススメなのが「ふなやき」です。餅の粉をふんわりとクレープ状に焼き上げて包んだもの。走りながら食べても口の中の水分が持っていかれないし、炭水化物だし何より美味しい!最高です。見つけたら必ず買いますが、止まって食べると一口食べて残しておくという事が不可能です。ええ、1本食べちゃうんです。恐ろしい。
これライスケーキみたいなものですから、日本でも流行らないかなぁ(いつでも食べたい)



奄美3大グルメといえば・・・鶏飯・鳥刺し・油ぞーめん

奄美大島の食といえば「鶏飯」「鳥刺し」「油ぞーめん」という感じです。他にも美味しいもの沢山あるのですが、これは先ず押さえておきたいメニューです。
琉球文化圏でもあるのですが、やはり薩摩藩の影響もあるせいか鶏肉を沢山食べます。
その中でも「鶏飯」これは代表格の郷土料理になります。
簡単に言ってしまえば「塩味の鶏スープで作ったお茶漬けのようなもの」なのですが、塩味も濃い目についていて、そこに錦糸卵や椎茸とパパイヤの漬物と海苔が乗るのが一般的です。お店によって味が結構違ったりするので、毎日食べても飽きないくらいです。
鳥刺しは文字通り「鶏肉の刺身」なのですが部位ごとに味が違いますし、新鮮なので本当に美味しいです。写真は葱をたっぷり乗せてポン酢で食べるタイプですが、九州の甘い醤油にニンニクを添えたもので食べるのも美味しいです。

この二つは割と有名なのですが「油ぞーめん」これは初めて聞く人もいるかも知れません。沖縄料理の「ソーミンちゃんぷる」と似てるように思えますが、作り方が少し違います。沖縄のものは炒めるという感じの調理法になりますが、油ぞーめんは出汁を作って乳化した状態のものを素麺に吸わせるという感じです。
イメージとしてはオイルソースのパスタに近いかも知れません。これがですね、本当にシンプルで美味しい!薄めの味付けなのですがしみじみと幸せが広がる感じの味です。
鶏飯はどちらかと言うと「ご馳走」の部類に入るのですが、油ぞーめんは庶民の味といった感じです。ライドを終えて夕飯を食べに(飲みに)いったシメに食べたい味ですね。

お土産は「ビッグツー」が便利!

奄美に魅了されてしまうとお土産を沢山買いたくなるものです。龍郷にある「ビッグツー」という大きなマーケットが便利です。お土産物のコーナーも充実してますし、パッションフルーツなどの果物も売っています。
何より5000円を超えると荷物を無料で発送してくれます。酒類を発送する事はできませんが、色々買いまくったお土産を持って飛行機に乗らなくて済むので便利ですよ。


どんな装備品が必要?

奄美大島は冬場でも12度から25度くらいの気温になります。冬は思ってたよりも寒い日があったりもします。思ったよりも気温差があるイメージです。また雨が多いのですが1日中ずっと降りっぱなしと言う訳でもありません。少しライドに必要な装備品に工夫が必要だったりします。
基本的には半袖ジャージ&ショーツが基本となりますが雨に対する対策は必要です。
今回の鈴木の装備品をざっくりと書いておきます。

半袖ジャージ
長袖夏用ジャージ
ビブショーツ
アームウォーマー(出来れば起毛なし)
レッグウォーマ
防風ベスト
ウィンドブレーカー
夏用アンダー
グローブ
サイクルキャップ
防水タイプのシューズカバー
ソックス少し多め

これが心配性の鈴木の携行品です。レッグウォーマーやウィンドブレーカーとシューズカバーは結局使いませんでした。これなら雨でも安心ですよ。

また奄美大島にはロードバイクのパーツを扱ってるショップはあるのですが、少し利便性に欠ける部分もありますので予備チューブやブレーキパッドの予備は持っていくと良いかと思います。

楽しくロードバイクに乗れる奄美大島かなりオススメです。

もし、行ってみたい。現地の事を聞きたいと言う方はお店でスズキに聞いてみてくださいね。