他人と一緒に住むって良い

誰かと生活を共にするといろんな気付きがある。


私は20代の頃に彼氏の家に転がり込んで、そこで一人暮らしの生活習慣が確立されたと思っている。
たとえば実家にいた頃はバスタオルを毎日変えていたが、彼は1枚しかバスタオルを持っておらずそれを週に1,2回しか洗わなかった。
あ、意外とそれでいけるんだ!と気付いてそれが今では私の習慣になっている。(薄めのタオルで、使用後にはすぐ広げて乾かし、時々漂白すれば変色もしないし嫌な臭いも全くない)

またある時は海外から訪日した友人と何日か寝起きを共にしていた時もいくつか興味深い驚きがあった。歯磨き粉をつける量が想像をはるかに超えていたり。しかもめちゃくちゃデカい歯ブラシだったな。

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とても歯が綺麗な子だったので私も真似してみたがどうも気持ちが悪くて続かなかった。毎回あんなに歯磨き粉をつけていたら消費が早いだろうな。

そしていまシェアハウスに住んでいても、人の考え方や生活のMYルールは本当に様々だなと感じさせられる。

たとえばレンジを使った後にフタを閉めない。これが暗黙のルールになっている。横着なわけではなくて、後に使う人のために中にニオイがこもらない配慮なのだ!

そしてキッチンの三角コーナー。
使ったら綺麗にしましょうねーって張り紙がしてあるもんで、私がキッチンを利用して三角コーナーのネットに生ゴミを入れた時はその都度捨てて新しいネットをつけ替える。これが私の感覚では「きれいにする」ということ。
夏場は特にすぐ臭くなるしね。臭くなるとますます片付けるのが嫌になるし。

ところがね、みんな三角コーナーにゴミため放題。

なんでネットくらい毎回変えないのよ?信じらんないわーと不満を抱いていたのだけどある日ふと思ったんですよ。
人それぞれ「綺麗にする」の感覚が違うんだって。

私は汚れた物を何も残さないのがマナーだと思ってたけど、前の人が料理した野菜の皮が少しくらい残ってても気にしない人は自分も残したままにするでしょうし、毎回ネットを変えたらネットがもったいないという節約精神の人もいるかもわからない。

ただイライラして終わりじゃなくて、もしかしてこういう考え方なんかな?という他人との違いに対する想像力がシェアに住んでから養われた気がする。

自分のルールが正しいと思ってしまいがちだけど、理由を聞くと案外その人なりの理屈があったりするからおもしろい。


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