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どの口が言ってるんだって話

お久しぶりが続いている。

大学生の頃に働いていた同僚が13年ぶりに会いに来てくれたり、5年ぶりに来てくれた人がいたりと。

なんだろう、やっぱりちょっと怖い。

嬉しい事ではあるんだけど。

この虫の知らせはなんだろうか。

そんな事を考えていたら、昨日は辻さんが会いに来てくれて。

あー、これは虫の知らせというか、人が知らせに来てるぞと。

そんな話は置いといて。

辻さんとはnoteで知り合い、お会いしたのは3度しかなく、話した時間は1時間にも満たないかもしれませんが、よく知っている間柄でして。

(いつも会いに来てくれてありがとうございます)

(いつかお店に伺わせていただきます)

昨日少し書きましたが、自分でお店を始めると、雇われの気楽さに気がつきます。

僕が前の会社で所属していた幾つかの店舗は、忙しさを理由にやるべき事をやってない所が多くて。

異動したタイミングで、「これはおかしいからやりましょう」と、上司に話した事があります。

その中の一つが、人事考課だったりの人のマネジメントの部分で。

その頃の僕は、アルバイトの子達にいかに気持ちよく働いてもらえるかに熱心だったのです。

でも、人のマネジメントの部分は、人によっては優先順位が低く。

「お金を生まない事に、いくらかけるの?」と、言っていた上司もいて。

おー、これはこれで凄いなと思いました。

確かにそうで。

人事考課や1on1をして、評価して、やる気を引き出す。

でも、「それでいくら売上が上がるの?」と、聞かれると、多分やってもやらなくても売上はあまり変わらなくて。

でも、やらなければ人件費がかからないから、分かりやすく。

それが店の利益に繋がり、店長の評価にも繋がりと。

(実際は、人が育たないし離職率も高くなるから評価には繋がらないんだけど)

会社にいながらにして店舗の利益をそこまで追求出来るのは凄いなと、好きではないけど学ぶ事はありました。

僕はやる事はきちんとやろう派で。

やる事やらないで出てる利益ってなんなのって気持ちと。

従業員の事を何だと思ってるのという気持ちと。

会社のお金なんだから気にせず使おうぜという気持ちと。

まあ色々とあり、それで上司に「やりましょう」と言っていて。

ただ、いざ自分でお店を始めると、守銭奴の本領を発揮する自分に気がつき。

それが分かったから、僕は人を雇えないのです。

「お金を生まない事にお金を使うの?」と、今の僕は言ってしまうでしょう。

あの頃は出来た事が、今の僕には出来そうにない。

そんな自分が嫌なので、人を雇わない事で回避しているのです。

だから、辻さんを尊敬していて。

従業員の為に1on1を継続して出来る人って凄いなと。

多分、今はまだ人柄で引っ張れると思うんですよ。

それでもやるから、凄くて。

それはきっと従業員の大切さを理解してるからだろうなと。

来てくれたから書いてると思われそうで嫌ですが、ほんと個人の飲食店でこれを続けてる凄さに気付いて欲しくてですね。

特に同業者は最低賃金やりがい搾取のオンパレードですから。

人事考課も1on1もしてる所は少ないでしょう。

これを読んでドキッとしたカフェの店主。

雇ってあげてると思ってたら大間違いですからね。

この時代に働いてもらってる有難みに気づきましょう。

お金を生まない時間も大切なんですよ。

まあどの口が言ってるんだと思われそうですが。

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