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ピアノの調律をするように、香りをつくる

香りや料理は、音楽にすごく似ています。

ハーモニーというのかバランスというのか、リズムというのかわからないけど、どれも全て同じように、身体に良く響くのです。

香りを作るプロセスは、ピアノを調律するような感じだと思います。

香りを組み立てていくと、身体や心の節々の、揺れている部分が浮き彫りになってきて、透かしたように見えてくるのです。

そして、その歪んだ部分を補ったり、削いだりするための香りをブレンドしていきます。

作っている間にすでに、エネルギーは整っていくので、香りをブレンドすることは、お客さんのために作る場合でも、自分もとても癒される作業です。


そして、香り作りが音の調律だとしたら、料理は自分にとっての演奏かなあと思いました。
それはガチャガチャして、いつもとても楽しいのです。
変な音が出ても、失敗しても楽しいので、わたしはずっと料理を続けられているのだと思います。

時々誰かに演奏を聴いてもらって喜んでもらえると、えっへんという気持ちにもなります。




子供の頃から音楽が大好きで、学生時代は普通にオタクでした。子供時代、テレビCMの曲が知りたくて、キューピーマヨネーズに電話をしたこともあります。大学時代に付き合っていた歴代彼氏は、見事に全員音楽関係の人だったり。

なんだけど、ふしぎと自分が楽器を演奏したり歌ったりはしないのです。子供の頃エレクトーンを習ったり学生時代弾き語りを練習したりしたけど、自分よりももっともっと素晴らしい才能を持っているひとたちが、すでに自分をいい音で潤してくれるからだと思います。

いつも感謝と敬意が自然と湧いてきて、世界中のシンガーやミュージシャン、音楽家のみなさんに感動しています。


そして、そんな代わりに、わたしは自分の人生の上で、香りや料理を通して、自分の音楽を奏でているのだといつもそう感じるのです。

無いものは、自分の中から生み出していく。
在るものは、ありがたく受け取っていけるこの豊かな世界。

とても幸せなことですね。


#共感覚 #人生 #奏でる
#調和 #ハーモニー

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