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「心理療法家になる 内界の旅への実践ガイド」を読んで(読書感想文#63)

最近は、骨太な本ばかり読みたくなるので、感想を書く頻度が低くなっています。

今後は読みかけの状態でも、ちょくちょく記録を残したいなと思ったりしています。

さて、今日の本は「心理療法家になる 内界の旅への実践ガイド」
ルイス・コゾリーノ著

そもそも私は心理療法家ではないのですが、自己探索の方に興味があって読みました。

心理療法を実践している臨床の方(精神医療に携わる方やカウンセラー、セラピスト等でしょうか)向けと思われます。クライエントとの向き合い方に関する、前半は難しくて全然理解しきれなかった・・・

私が興味深く感じたのは、第三部の「あなた自身を理解する」という章です。

能力のある子ども


アリス・ミラーによって提唱される「能力のある子ども」という概念は、親子逆転で親の世話をするような子どもとざっくり言ってもいいでしょうか。
心理療法家をはじめ対人支援にあたる人は、これに当たる人が多いということで、思い当たる節があって、なるほどと思いました。

これは逆転移として表れる可能性があります。(それは困るなぁ)
例えばこんな感じ。

・完璧でありたい。
・好かれたい。
・ニーズをほとんど持たず、強い意見も持ちたくない。

・クライエントの改善に、すべての責任を負っているように感じる。
・クライエントに好かれることが必要であると感じる。
・知的なレベルで交流を続ける。
・クライエントの感情に耐えることが難しい。

感情の調整役などをしてきた背景から、心理療法家になったとして、それが逆転移で向き合うこととなるのなら、やはり原家族の問題は見つめていくことが必要なんだなと思いました。

どこまでも、親子問題が絡んでくるような・・・


私も引き続き、まだまだ入口ですが内界の旅を楽しもうと思います。
でもこれが人生の目的ではないから、早めに終わらせて道に戻った方がいいとはどこかで分かっているんだけれどね。
まぁこういう時期も必要です。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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