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姿勢改善のための「Step1」

こんにちは!機能改善専門スタジオザリフォーマー代表の上村です。

本日は姿勢改善のための「Step1」と題して、実際に姿勢改善や機能改善を行っていく上での具体的な方法を解説していきたいと思います。

この姿勢改善のためのステップは「Step1〜4」までが一連の流れとなりますので、全て読み込んでいただくと理解が深まるかと思います。

また、姿勢改善のための「ステップ0」として下記の記事もご覧ください。

折角、知識や技術を高め、お客様に処方していくわけですから、最低限のマナーを自覚して、お客様のゴールを叶えるお手伝いができるよう、Step0から学んでいきましょう。

それでは本題に戻ります、宜しくお願いいたします!

結論

姿勢改善のための「Step1」

過剰な伸展&過緊張の抑制

Step1の重要性

現代人の姿勢の特徴として、多くの方がフォワードヘッド+オープンシザース+スウェイバックな訳です。

ですのでまず過剰な進展や過緊張の抑制し脊柱を圧迫ストレスから解放することが大切になります。

基本的に、筋肉は表・裏の関係性にありますので(相反性神経支配)、表が収縮すると(屈筋を収縮)、裏は抑制(伸筋は抑制)される仕組みになっています。

しかし、日頃から緊張が強く、伸展筋群のスイッチが入ったまま、屈筋群から収縮させると、脊柱は圧迫されるストレスを受けるため、過剰な緊張が起こっている場合は、全体の緊張を低下させ、伸筋群を抑制した上で、屈筋群を働かせていくことが重要となります。

なぜなら、背骨が圧迫されている状態では、脳は危険を感じやすく、痛みの原因や姿勢制御する上では非効率だからです。

過剰な伸展&緊張を抑制する

過剰な伸展や過緊張を抑制するには大きく分けて2つのアプローチ方法があります。

▼中枢へのアプローチ
・前頭葉と網様体脊髄路
・脳幹網様体

▼末梢へのアプローチ(骨盤前傾-脊柱伸展筋群の抑制)
・Ⅰb抑制
・相反抑制(Ⅰa抑制)

これらの具体的な方法はまた別の記事にてご紹介させていただきます。

抑制する筋肉

冒頭に記載したフォワードヘッド+オープンシザース+スウェイバックが起こるとき、関わる以下の筋肉を特に抑制していきます。

腓腹筋
大腿四頭筋

大腿筋膜張筋
脊柱起立筋群
広背筋
上腕二頭筋

後頭下筋 など

Step1と呼吸の正常化

鼻で吸って、鼻で吐く、穏やかな呼吸で、呼気を少し長めにすることで、副交感神経を優位にすることができます。

吸気:交感神経
呼気:副交感神経

例えば、呼吸機能のテストである「コントロールポーズ」を計測したさ際に、20秒以下の場合は、過剰な伸展や過緊張を抑制するストレッチ、つまりステップ1のエクササイズを行いながら、5秒かけて息を止め、5秒かけて息を吸うなどの5-5-5呼吸を行ったり、そこから7-7-7や10-10-10などの呼吸へと発展させていき、呼吸量を減らしていくなど

中枢へのアプローチすることで、抑制することも行っていきます。

このように、筋肉の長い・短いだけで姿勢や筋緊張を抑制するのではなく、中枢へのアプローチを用いて姿勢制御を行うことで、お客様の身体を良い方向へ誘導できたり、身体を根本から解決していくことも可能となっていきます。

多面的にアプローチができるようになることで、喜んでいただけるお客様が増えるはずです。




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