同じ情報でも伝え方次第でポジティブにもネガティブにもなって伝わる
こんにちは、noteを読んでくださりありがとうございます。今日は「フレーミング効果」という、僕たちの意思決定に大きな影響を与える心理現象についてお話しします。
僕たちは日々、様々な情報に触れています。しかし、その情報が同じであっても、伝え方一つで受け取り方が大きく変わることがあります。
これを「フレーミング効果」と言います。
例えば、「80%の人が満足しています」と聞くと、多くの人がその状況を肯定的に捉えますよね。
一方で、「10人に2人は不満を抱いています」と聞くと、何となくネガティブな印象を受けるかもしれません。
実はこれ、同じ事実を異なる角度から見せているだけなんです。
このように、僕たちの脳は情報を文脈に基づいて解釈する能力を持っています。
だからこそ、「80%の人が満足しています」という表現からは、作成者がその数字を前向きに評価していると感じ、「10人に2人は不満を抱いています」という表現からは、作成者がその数字を問題視していると感じるわけです。
では、客観的な事実として情報を伝えることは可能でしょうか?
実は、それは非常に難しいことです。
例えば、英語圏の人たちが「can't」と発音する時、最後の「t」をはっきりと発音しないことが多いそうです。
しかし、僕たちは文脈から「can」と「can't」を区別して理解しています。
つまり、情報は常に何らかのフレーミングを通じて伝えられているのです。
そこで、僕は思うのです。客観的事実を伝えることに固執するよりも、最初から意図的にフレーミングを行うことを受け入れた方が良いのではないかと。
無理に中立を装う必要はなく、ポジティブなことはポジティブに、そしてネガティブなことも適切な方法で伝えるべきです。
また、情報を意識的に逆のフレーミングで解釈する習慣を身につけることで、拙速な判断ミスを減らすことができます。
多くの人が賛成しているアイデアに対して、敢えて反対のスタンスで眺めてみる。
そうすることで、よりバランスの取れた視点を持つことができるのです。
フレーミング効果は、僕たちが情報をどのように解釈し、どのように行動するかに大きな影響を与えます。
だからこそ、この効果を理解し、上手に活用することが大切です。
僕たちは、情報に振り回されるのではなく、それを自分の意思決定に役立てることができるのですから。
それでは、今日はこの辺で。次回のnoteでまたお会いしましょう。読んでくださり、本当にありがとうございました。
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