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自分のことを好きな人しか居ない空間だから自然体で居られる / 対談 with マオ # 1

THECOO 代表 平良 真人( @TylerMasato ) の対談シリーズ。
今回のお相手はロックバンド「 シド 」のヴォーカリスト「 マオ 」さん。

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<プロフィール>
マオ ( @mao_sid
福岡県出身。10月23日生まれ。
2003年に結成されたロックバンド「 シド 」のヴォーカリストとして2008年メジャーデビュー。
バンドとして、「 嘘 」、「 ANNIVERSARY 」、「 モノクロのキス 」など映画・テレビアニメのテーマ曲を担当。数多くのヒット曲を世に放ち、2010 年には東京ドーム公演行うなど常に音楽シーンを牽引する存在に。
2016 年に 「マオ from SID 」名義でソロデビュー。
ファンコミュニティ『 Mao′s Room

fanicon を初期の頃からはじめて下さっているマオさん。ファンからの満足度がとても高いコミュニティを作り続けているマオさんに 1 年間の fanicon 活動を振り返って今の率直な想いを伺いました。

ファンレターを交換するようにコミュニケーションができる場

平良真人( 以下、平良):
マオさんには fanicon の初期の頃からコミュニティを作っていただいていて本当に感謝しているのですが、もともと fanicon をやってみようと思ったきっかけはなんだったんですか?

マオ氏:
シドを結成してから 16 年が経って、16 年の間に時代はめちゃめちゃ変わったんですよね。ウェブサービスがどんどん変化して、僕たちはブログやSNS、色んなウェブサービスと一緒に生きてきたわけなんですけど、そんな中でファンのみんなとの関係性に違和感を感じ始めた自分がいて。もっとぶっちゃけてワイワイ僕たちやれてたよねって。

平良:なるほど。

マオ氏:
沢山の方に応援してもらえるようになったってこともあって、自分が見せたい自分と、見せなきゃいけない自分があって、ファンのみんなが本当はもっと知りたいってわかっているのに SNS だとちょっと怖いなとか色んなバランスが崩れかけていたんですよ。ちょっと辞めちゃおうかなと思ったこともあったりして。

もっとファンのみんなと単純に楽しめる場所が欲しいなってずっと探していたんですけど、なかなかバランスが難しくて。そんな中で fanicon さんとの出会いがあって、中身を聞いていくうちに理想にだいぶ近いなと思って期間限定で始めさせてもらいました。

正直最初はうまくやれるか半信半疑だったんですけど…始めてみたらすごく居心地が良くて、気づいたら 1 年が経っていました。

平良:1 年続けていただけていて本当に嬉しいです!

マオ氏:ファンのみんなもすごく喜んでいるし、やって良かったなって思っています。

平良:因みに最初に SNS を始めたのはいつだったんですか?

マオ氏: 2000 年くらいですかね。アメブロからスタートしました。

平良:その時はどんなスタイルだったんですか?

マオ氏:
アメブロはすごく楽しくて最初めちゃめちゃ更新していたんですけど、だんだんしんどくなっちゃって…。やりすぎちゃってしんどいというのもあったし、それに慣れちゃってもう俺たちこの感じだと楽しくないよねってなったんですよね。
それでその後 Twitter を始めました。Twitter はブログの経験を活かして、今でもゆるく続けているんですけど、一方でもう少しアメブロみたいにファンのみんなと一緒に歩いてきた年月をわかりあえるような場所が欲しくて、fanicon に辿りつきました。

平良:アメブロから Twitter に移行してからマオさんの想いを伝えきれていないみたいな違和感があったんですか?

マオ氏:
そうですね。1 番はファンのみんなとお互いにファンレターを交換するようなコミュニケーションを取れる場所がなくなっちゃったなって思いはありました。
Twitter は多くの人に見られる可能性が高くて噂されたりとかもあるから言いたいことだけ言えるわけじゃないし、僕らが守られる場所が欲しいなとは思っていました。

平良:
fanicon だとファンからのダイレクトなレスポンスが受けやすくなっているイメージなんですか?

マオ氏:
そうですね。シーン投稿のコメントがそのイメージなんですけど、正直あんなにコメントを毎日ずーっと付け続けてくれるって思っていなかったんで。

平良:そうなんですね。

マオ氏:
ちょっとした「 おはよう 」に対してもちゃんと返してくれる感じが、ああなんかここで良かったんだなってすごく感じています。

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自然体で居ることが居心地の良い場所を作る

平良:
その関係値や空気感を作るのは、fanicon だけではできない部分もあると僕は思っていて、マオさんのコミュニケーションや場の作り方が空気感を作っている部分も大きいと思うのですが、ファンが交流しやすくなるようにマオさんが心掛けていることもあるんですか?

マオ氏:
そのことをすごい考えたことがあったんですけど、自分が何かを仕掛けるよりも自然な形で交流が始まっていく感じが好きで。例えば、ファンのみんなと旅行に行きました、その旅行で相部屋になって仲良くなりました。これが 1 番僕は素敵かなって。ライブ会場でたまたま席が隣で話していたら実はお互いシドの中でも僕のことが好きで、掘り下げていったらfanicon にたどり着きました。とかそういう自然な感じがいいなと思ってて、それができたのはすごく良かったですね、自然とそうなっていったし。

平良:
マオさんのシーン投稿って何気ない投稿が多いですよね。構えていなくてファンの人が距離感を思ったよりも縮めやすいんじゃないかなって勝手に思っていたんですけど、意識されていたりするんですか?

マオ氏:
それはもう自然ですね。
自分のことを好きだって言ってくれてる子しかいない場所なんで出せちゃう。Twitter で投稿したら嫌だなって思う人もきっといる中で、fanicon だと嫌だなって思ったらコミュニティから出られるから、そこのバランスも良くて。もう自然に自然体になる感じです。

あと心掛けているで言ったら、なるべくネガティブなことは書かないようにしようって。もちろんどこでもそうなんですけど、特に faniocn はみんなで集まったら元気になれるような場所であってほしい。葛藤していることは曝け出していいと思うんですけど、単純に落ちている自分とか、そういうところはなるべく見せたくない。

平良:
実は fanicon を作る時に色んな方から、こんなの誰も使わないよって言われたんですよ。Facebook や Twitter でコミュニケーションできるからお金を払ってまで加入する人なんて居ないよって。でも僕らが目指すお互い安心して心地良い距離感でコミュニケーションができる空間を作るためには、少しでもお金を支払ってもらって参加の決意表明をしてもらう必要があると思ったんです。それによってコアなファンだけが集まる空間ができる。ネット空間って玉石混交だからこそ、実はみんな安心できる場を欲しているんじゃないかなって思っていたんですよね。マオさんにそう言ってもらえると嬉しいですね。

マオ氏:
僕みたいに疲れちゃった人とか、僕のファンみたいにマオは見たいけどネットが嫌になっちゃったから辞めようかなっていう人も、安全な fanicon に来ちゃえばいいですよね。

平良:
マオさんのコミュニティを成功のケースとして、他のコミュニティでも同じような関係値を作るにはどうしたらいいんだろうなと僕らも勉強させていただいております。

マオ氏:
そんなつもりは全くなくやっているんですけど。
自分が楽しんでいるっていうのが 1 番かなと。ライブも何でもそうなんですけど、僕のやることって全部自分が楽しくないとファンに伝わるっていうのがわかってきたことなので、新しく始めることに関しては絶対楽しくないとやだなっていうのがあって。楽しくやるっていうのだけは絶対ですね。

平良:3 ヶ月限定の期間に楽しいって感じていただけたってことなんですね。

マオ氏:
もうすぐでしたね。1 ヶ月ぐらいで、これは楽しいって。しかも一時的なものではなく、肩の力を抜いてお互いやっていけるもの。東京に住んでいてガンガンライブに来れたりする子もいれば、海外に居て来られない子もいる。場所関係なくいっきに近くに来られる場所なのでいいんですよね。

( つづく )

マオ氏のファンコミュニティ:Mao's Room
fanicon は、アーティストやタレント、インスタグラマー・ユーチューバーなどのインフルエンサー( アイコン)の活動を、コアなファン( コアファン )と一緒に盛り上げていく会員制のファンコミュニティ アプリです。


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