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OKRで強い組織作れるって本当?

目安時間:7分

当記事は、
ビジネスや就活で役立つコンテンツを5分程度で読めて、直ぐに実践できるをコンセプトにTHE Professional運営メンバーが執筆したものです。

この記事は入社3年目〜の若手社員やこれから事業作りを始める方向けとなっております。

組織で業務を行う時に、メンバーが大きなゴールに向かって業務をドライブさせるために取り入れる業務管理方法はいろいろあります。

その中でKGIやKPIを使った人は比較的多いかと思います。

大きなゴール(KGI)を設定して、マイルストーンを置き、小さいタスクに分解して、最重要プロセスに目標数値(KPI)を設定する。

KGI・KPIについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。(※順次公開予定)

しかし業務をやっていくうちに大きなゴールや目的を忘れて、数値だけを追い、ただただタスクを消化してしまいがちになりませんか?

このような問題は実はOKRを導入することで解決できます。

OKRとは

OKRイメージ

OKRとは目標の設定・管理方法のひとつで、Objectives and Key Results(目標と主要な結果)の略称です。米・インテル社で誕生し、GoogleやFacebookなど、シリコンバレーの有名企業が取り入れていることで、近年注目を集めています。

KPIとOKRの違い

OKRは最終目的地がどこなのか(目標:Objectives)、どこを通っていくのか(主要な結果:Key Results)を示すツールです。

一方、KPIはどこまで進捗があるかを定量的に確認できるツールです。

KPIだけを設定していると、会社のために働くという意識が大きくなりがちですが、OKRはCEOから従業員まで全員が目標を設定し、同じゴールに向かって働く意識を持つことができるので、これら2つを組み合わせることでより効果的に業務管理を行うことが可能になります。

OKRの基本

・O:Objective
  
-定性目標
  -チームのモチベーションを高めるもの
  -シンプルで覚えやすいもの
  -1ヶ月〜3ヶ月で達成できる目標

OKRのOは組織が達成を目指すObjective(目標)です。
Oとして設定するものに定量的な指標は必要なく、定性目標で大丈夫です。また、チームメンバーを鼓舞でき、かつシンプルなものを設定することが重要です。目標の期間は1ヶ月〜3ヶ月で達成できるものと定義されています。

・KR:Key Results
  -
定量的な指標
  -数は3つくらい
  -ストレッチゴール(ストレッチ目標)
  -自信度10分の5の難易度

OKRのKRはKey Results(主要な結果)であり、Objectiveへの進捗を図るための具体的な指標を意味します。
KRは3つくらいの定量目標を置き、60〜70%くらい達成できるというくらいのストレッチをおくことが良いとされています。

また自信度とは目標に対する主観的な自信を測る指標で、自信度1は「無理、できない」と感じるもの、自信度10は「簡単すぎる」と感じるレベルが目安です。
KRは自信度0.5くらいの目標を設定します。

スコアリング

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OKRで設定した期間が終了した後は、達成度のスコアリング(採点)を行い、PDCAをしっかり回します。

全てのKRに対して、達成度を0.0~1.0(Google社の方式)、または%でスコアリングします。このKRの平均がOのスコアとなります。

全体の目標に対するスコアリングなので、個人の成果に結びつけることは難しいので、一般的にはスコアリングしなくてもいいと言われています。もし個人の成果に結び付けたいのであれば、組織のOKRに対して、個人OKRなどを設定してみてもいいかもしれません。

Win セッション

ウィンセッション画像

毎週の終わりにその週の成果物をみんなで持ち寄り、お互いにうまく行ったことだけを褒め合う会です。ウィンセッションではネガティブな発言はタブーで、ポジティブなことだけにフォーカスすることが原則です。

このウィンセッションはいくつものメリットがあるとされており、具体的にはメンバー自身が特別な勝利のチームに属している気分になれたり、共有できるものを作ることで、チームにとっての楽しさとなるなどが挙げられます。

実際にお酒を飲みながらウィンセッションを行う会社もあるので、楽しくやることが1番大事なことです。

まとめ

KGIやKPIだけを設定してこれまでモチベーションが上がらなかった組織にもしあなたが所属しているならば、ぜひOKRの導入も検討してみてください。
OKRを導入するに当たって工数はかかり、失敗することもあると思いますが、OKRがうまく機能している組織は強いです。
強い組織を作ることで事業へ跳ね返していきましょう。

OKRを導入して成功した企業について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。(※順次公開予定)
この記事はビジネスの基礎力を身に着ける、外コン/外銀/ベンチャー/企業を目指す若者向けのコミュニティ、The Professional運営が書いたものです。
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執筆担当 福本
THE Professional 運営
1年間University of Leeds Business Schoolに留学し、帰国後Education ・Agri Tech・HR領域のスタートアップ を経験する。誰もがいつでも自分のしたいことができる世の中を創っていきたい。