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【第十一回】何もにもなれなかった50男の物語

どうも

日本でいたずらばかりして海外に
流刑されたたてやんです

今日は新しい仲間が加わって
さらにやりたい放題の話です


ホストファザーと一緒に
空港へ迎えに行った

その時のぼくはと言えば髭面で
見た目はかなりワイルド

海外で髭面は割と普通で
だれも気にしなかった

初めての留学で心細く
なっている彼には
刺激が強すぎたか?


その晩ぼくはうれしさで
彼の部屋へ行った

ワイルドなぼくに彼はビビり
卑屈な笑顔を向けていた

結局彼に煙草をあげてから
仲良くなり一晩中語った

その彼はぼくの親友となり
今でも仲良くしている

ぼくらは現地のハイスクールで
語学学習をしていた

彼が煙草を買いたいと言うので
モールに買いに行った時のこと

煙草を買ったぼくを見て彼は

「すげぇ」と感心していた

いやいや....

中卒だけど煙草くらい買えるわ💦

その後18禁のポルノショップへ

外国では日本みたいにそこら中で
大人本を売らず専門店がある

ぼくらは大人のワンダーランドへ
足を踏み入れると店長が来た

アジア人は年齢より若く見える

店長はパスポートを見せろという

ぼくはムカついたので日本語で
持ってないと言い返した

すると店長は「中国語わからない」と
言いやがった

中国人はどこにでもいるので
アジアンは中国人とよく言われた

誇り高き大和男子のぼくらは
中国人に間違われキレた

「ソニー売ってやんねーぞ!」

当時ソニーはハイブランド扱いで
ソニーショップを展開していた

決め台詞はいつもソニー売って
やんねーぞだった

ジャップと言われた時は特に
激しく喧嘩した

奴らは日本人はみんな空手が
出来ると思っていたので構え
ると大体びびっていた

そして大学の外国人クラスへ
入学することとなった

ぼくらの住むウチは郊外の住宅地

ホームステイ先

大学までは少し距離が離れていた

ぼくらはショッピングセンターで
ローラーブレードをゲットした

そしてオリエンテーションに
ローラーブレードで登場する
ことに決めた

脳内イメージ

なんとなく外国人ぽいねって
ことで簡単に決めたんだけど
実際学校へ行くのは大変だった

安物のローラーブレードなんか
買ったのが失敗だった

へたばったぼくらは途中から
バスに乗るというズルをした

近くのバス停で降り靴を履き
集合場所まで向かった

学校は緊張した留学生で一杯

そんな中ローラーブレードで登場

地元に馴染んでいる留学生

最初ぼくらをそう思ってたらしく
先輩と呼ばれていた.…


最後までお読みいただきまして
ありがとうございます

この次はバブルで羽振りが良かった
日本人留学生の話になります


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