働き方改革について、当事者意識のない教員は要らない

世間で教員の働き方について問題視されることが多くなった昨今ですが、働き方について教育現場では実際どんな意識をしているのかというと、なんの意識もしていないことが多い。

退勤時間を過ぎてから30分以内に退勤する教員は1割くらいで、ほとんどの教員は焦ることもなく仕事をしています。「焦ることもなく」という所が問題で、退勤時間が過ぎてから話し合いを始める人がいたり、保護者に電話をする人がいたり(これは仕方がないこともあるが)、テストの丸つけをする人がいたりする。これらは業務であるからまだ良いが、中には「コンビニに行ってきまーす」と言って出かける教員や、職員室でお茶を飲みながら楽しくおしゃべりしてる教員もいる。

このような人たちに指摘すると必ずこう言います。「勤務時間外で残業代も出ないんだから、自由でしょ?」と。このような教員は少なくない、教員のなり手不足や教育の質的低下に直結する「教員の働き方」に対して当事者意識が全くないのだ。自分の仕事の未来を考えるという価値観そのものがない。そんな教員が現場に溢れていて、教員の働き方が変わるはずがないし、その現状に気付いた一部の優秀な教員は現場を離れていく。現場の状況は悪化する一方だ。

現場に残った教員は、この悪化した状況を管理職のせいにしたり、保護者や子供のせいにして、勤務時間外にお茶を飲みながらボヤいている。なげかわしいことである。

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