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キャリアをデザインする!〜転職活動の攻略法〜

大学を卒業後、専門学校への進学や、仕事をやめての大学院進学、そして3回の転職と、専門的なスキルを身につけながら、キャリアを形成してきました。このような行動にいたった根底には、戦略的にキャリアを描くということがあります。

やりたいことを、「どうやったら実現できるのか」ということと向き合いながら、戦略的にキャリアを考えてきました。

また転職活動を初めて行う方は、「どうやって始めたらいいかわからない」「転職に漠然と不安を感じる」など、わからないことや不安になる方も多いと思います。

そこで「戦略的なキャリアの描き方」と「転職活動の行い方」を具体的な手順とともに説明したいと思います。

キャリアアップを考えている方から、純粋に年収を上げたいと考えている方、なんとなく転職を考えている方まで、転職を通したキャリア形成の参考になればと思います。

一部になりますが、転職活動を通し実際に私がオファーをいただいた会社の一覧になります。

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この一覧を紹介したのは自慢したいとかではなく、考え方を変えるだけで誰でも転職によるキャリアアップのチャンスを持てることに、気が付いて欲しいと思ったからです。


まずは今までにどんなことをしてきたのかを話した方が、イメージしやすいと思うので、自己紹介がてら大学卒業後からの経歴を簡単に説明します。

【経歴】
総合大学の法学部を卒業後、クリエイティブな仕事につくためデザインの専門学校に進学しグラフィックデザインを学ぶ。在学中からベンチャーの広告代理店に参画し、卒業後就職。ディレクター/UXデザイナーとして、Webプロモーションの企画や、自社サービスとしてスマホアプリの企画/制作を手掛ける。 

その後退社し、大学院にて修士号を取得。企業との産学連携プロジェクトを通し、デザイン思考を活用したサービス・プロダクト開発におけるデザインコンサルティングを実践。そのかたわらフリーランスとしてスマホアプリの企画・制作、Webサイトやパンフレット制作なども請け負う。

修了後はビシネス領域へとスキルを拡張させるため、日系コンサルティングファームに転職し、戦略コンサルタントとして課題の解決に向けた企業の戦略策定や業務改善などのプロジェクトを経験。

その後デザインとビジネスの融合を図るため大手外資系コンサルティングファームに転職し、デザイン思考とリーンを合わせた手法を開発しながら、新規事業やサービスデザインなど、デザインとビジネスの双方から、新たな顧客価値やビジネスモデルを生み出すプロジェクトやワークショップをリード。

現在は大手広告代理店にて、広告ではない企業の新規事業やサービスデザインの支援に加え、ビジョンデザインやブランディングなどの領域に取り組んでいる。

職務経歴書の概要欄や自己紹介スライドに書く内容をまとめるとこのようになります。


また宣伝になってしまいますが、戦略的なキャリアの描き方をまとめた有料版noteもあるので、まずはキャリアプランを考えたい方は是非参考にしてみてください。

また「転職による戦略的なキャリアの描き方」と「絶対に成功する転職の攻略法!」を合わせた完全版のもあります。

※内容は同様のものになりますのでご注意ください。



有料コンテンツでは以下の内容について具体的に説明していきたいと思います。実際利用していた転職サービスや、お勧めの企業などを実名をあげながら具体的に紹介していきます。

Step1.転職活動における心構え

まず覚えておいていただきたいのは、転職活動で最も重要なことは心構えだということです。

履歴書や職務経歴書など必要な書類の書き方については後ほど説明しますが、転職活動はどのようなマインドで挑むかで大きく結果が変わります。


1.365日転職活動

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転職活動は新卒の就職活動と異なり、合同説明会も面接も決まった時期や規定はありません。転職したいと考えた時がスタートになります。そして終わりはありません。転職活動は内定をもらい就職したとしても、継続する方が良いのです。

それは今の時代1つの会社にずっといるとは考え難く、異なる環境を求めたり、新しいスキルを身に付けようとすると次の転職が必要になってくるからです。

そのため希望する企業から内定が出たタイミングは通過点でしかありません。転職したからといって転職サービスのアカウントを削除せず、常に内容を更新し、市場での自身の価値、世の中から求められているスキルや今後自信が身に付けるスキルに対するアンテナを常に張っておく必要があるのです。また活動を続けていることで、希望している企業からヘットハンティングを受けられる機会が訪れるかもしれません。

実際に私も今所属する広告代理店への転職オファーは、転職活動を継続していたことでお話をいただいています。前職の外資系コンサルファームに入社した際は、少し長く在籍しようと考えていましたが、一応転職サービスの更新は行っていました。すると予期せぬタイミングでオファーをいただき、転職することになったという経緯があります。

これが1つ目の心構えです。


2.自分のタイミング < 企業のタイミングを優先する

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先ほど転職したいと考えたタイミングがスタートになるというお話をしましたが、それは企業側の採用のタイミングとあなたが転職したいと考えるタイミングが必ずしも一致しないということを意味しています。

では企業のタイミングとは何か、それは事業のタイミング社会のタイミングという2つによって構成されています。

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まず事業のタイミングですが、それは各事業の計画に合わせて必要な人数採用を行うということです。そのため必要になったタイミングで限定的に採用枠を設けるという性質があります。

もちろん企業によっては定期的に総合職採用のような形で中途社員を採用している場合もあります。そのような企業の場合、採用情報を収集し、それに合わせて転職活動を行うこともできます。

ただ注意しなくてはならないのは総合職採用の場合、入社後の所属部署の選択が可能かを見極める必要があるということです。全く新しい業界で全く新しいことにチャレンジしてみたいという場合は良いかもしれませんが、戦略的にキャリアを考えている場合、希望していない部署への配属はリスクでしかありません。

次に社会タイミングですが、それはオリンピックなど需要の拡大に合わせた採用を増やすことや、リーマンショックなど不景気によって採用を控えるなど、社会情勢が企業の採用に与える影響のことを指しています。

当たり前の話ですが、景気がいいと企業は事業投資を行うので採用を増やしますし、景気が悪くなるとコスト削減を行うので採用は減ります。

このように事業と社会のタイミングというのが企業の採用活動に大きな影響を与えています。

つまりあなたが転職をしたいと考えるタイミングと企業のタイミングが必ずしもマッチしない可能性があるということです。仮に経験やスキルが十分だった場合、採用されない理由はタイミングが合わなかった以外ありません。それ程タイミングは重要な要素なのです。

そのため自分のタイミング < 企業のタイミングを優先する必要があります。

実際に私もこの心構えは常に意識しており、外資系コンサルファームへの転職を決めたタイミングは、日経コンサルファームに入社して2日目でしたし、現在の所属先への転職も前職である程度実績を残し、裁量を与えられ自由にプロジェクトを回せる立場になった時でした。いい立場にいるから、もう少しここで経験を積んでから、せっかく就職したのだからということを考えてしまいがちですが、冷静にキャリアを考えた時、転職することが最良だと考え決断をしました。

つまり企業が求めるタイミングを自分のタイミングよりも優先したということになります。

以上の2つが転職に必要な心構えになります。



Step2.エントリー方法

次に企業へのエントリー方法ですが、大きく分けると4つあります。

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