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人は皆、排他的だ。

日本人って排他的。
よく流布されている言説ですよね。

日本人は「血」を重んじる民族。
だからこそ「在日」といった単語だったり「ハーフ」といった単語があるんだろう。
血は日本じゃないけれど、日本に住んでいる人。
そもそも日本以外の血も流れている人。

これだけ聞くと確かに日本って差別的だなって思う。
まだ鎖国してる国と言われても仕方がない気もする。

だけど案外それって周りの国も変わらんやんって思ったことがあった。

皆さんアメリカ合衆国の黒人大統領って聞いたら誰を思い浮かべますか。
恐らくオバマ大統領が浮かぶかと思います。
それ以外の黒人大統領っている???って勘ぐる方もいますよね。
(てか最初にオバマ大統領の写真乗っけてたじゃん笑、とかもね?)

そもそも黒人大統領っていないっていう人がいてもいいと思うんですよね。
だってオバマって、ケニア人の父親と白人アメリカ人の下に生まれた方なので。

面白いですよね。
英語で検索かけても同じです。
The first BLACK presidentだったりとか、AFRICAN Americanと銘打たれている。
結局人間って見た目で判断する生き物なんですよ。

オバマが黒人として扱われていた。
白人と黒人との間の子供も黒人と言われる。
それは黒人に”見える”から。
どう見えるか、って結局万国共通なんですね残酷なことに。

までも自然界もそうですよね。
孔雀があんなにも大きく美しい羽根を持っているのは、それが求愛行動に結びつくから。
猫が威嚇するときに毛を逆立てるのも自分を大きく見せようとするため。
どう見えるか、は、言葉以上に力強いということをそろそろ認めるべきなんだと僕は思うんですよね。

そして見た目が同じだからこそ同族意識が生まれていることも事実です。
海外に住んでみると分かると思いますが、どこにいっても日本人コミュニティってあります。
日本人がなくてもアジア人コミュニティって必ずあるんですよ。

ベトナムだったり中国だったりインドネシアだったり。
そういったアジア人同士でつるむ。
それは白人や黒人よりかは血が近いから。
見た目が似ているから。

結局人は皆近い人とつるみ、遠い人は避ける。
自然なことなんじゃないですかね。
遠いということは価値観が異なる可能性を常に孕んでいる存在なので。
それを排他的と表現するのも仕方がないかもしれません。

ただ覚えておかねばならないことは、人は皆排他的であるというところです。
排他的だと非難するあの人も、根っこでは排他的な人間なんですよね。
自分はそんなことはしない高尚な人間だという所からまずは降りなきゃいけない。
誰しもが排他的。
一日一度は自戒したい言葉ですね。



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