自律神経、転職を考える

深夜2時にアルバイトが終わる。
徒歩10分程の道をとぼとぼと歩いて家まで帰る。
途中にある両サイドお墓と廃墟囲まれゾーンが普通に怖い。
家まで送ってあげよか?声をかけてくれる人はいなくなった。
全て断っているからだろう。

必ずマスクをする。
いくら暑くても、必ず。
自分はバイト中、基本的にローテンションで、バイト仲間に対しても割と冷たいと思う。
感情が顔に出やすいので、嫌なお客さんに話しかけられた時には絶対に嫌な顔をしてる。
だからする、マスク、絶対。

なんとなく指示されたいつも通りのノルマをいかに効率よく、早くこなせるかを考えて仕事をする。
段ボールを潰す速度や、レジの打つ速さはかなりの腕前だと思う。
仕事を早くこなせるということは、サボる時間をより多く確保出来るということだ。
そう、そんなに忙しくもないのだ。

そんな緩くふらふらと働いているが、深夜2時終わりというのは地味にきつい。
生活習慣がぐちゃぐちゃになる。
大体家に着くのは2:25〜2:45くらいの間で、そこからお腹が空いていたら何か食べたり、スマホを触っていたりする。寝るのは4時を必ず過ぎる。
ジーザス!
体がぶっ壊れてしまう。

自律神経は24時間もの間、こんな自分のためにノンストップで働いてくれているらしい。
サボることも出来ず、ずっと真剣にこんなどうしようもない生活を送るカスみたいな職場で働いているのだと思うと、「えらいぞ!えらい!」という言葉と、あたたかい毛布でもかけてあげたくなる。

しかし、こんな生活で、ろくにご飯の栄養も回ってこないカスみたいな職場で24時間も働いている自律神経。
多分自律神経も訳がわからなくなって、必死に意味のない仕事ばっかしてると思う。
だから僕は毎日倦怠感がすごいし、毎日食欲があまりない。
変な汗もかくし、息切れも激しい。ほんとうに勘弁してほしい。

でも多分自律神経はそんなどころじゃないと思うし、自律神経の中で働いている自律神経は、もっと気が狂いそうになってんだろうな。

一回うちの職場で働かせてあげたい。
バカみたいに泣いて、「ごごで働がせでぐだざい」って鼻水啜って言うんだろうな。
だめだよ、あんたはうちが雇ってんだから。
生涯雇用だよ。
24時間ずっと働いてんだから、給料なんかいらねぇだろう。

こんな文章書いてる間にも、「早く寝ろカス」と自律神経に言われているのをヒシヒシと感じる。
もう太陽も寝るのを待ってくれない季節になってきたし、眠たくなるまで別の作業しててよ。
ほんとごめんね、ほんとごめんね、いつも。





.....あ!コラ!
自律神経コノヤロー!
今転職サイト見てただろ!
自律神経がどこに転職するんだよ!
え?株式会社体毛の鼻毛支部?楽そう?
コラ!
鼻に入るウイルスとかゴミとかがいっぱい押し寄せてきて大変なんだから、鼻毛支部の事を楽そうな職場みたいに言うんじゃない!
あと多分自律神経じゃその仕事出来ないよ!
生涯雇用だっつってんだろ!

はい、もー諦めなさい!

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