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底辺高&早稲田ノンゼミ・GPA普通&正社員歴6か月がイギリスMBA3校に合格した話④【志望校最終決定編・推薦状依頼編・志望動機作成編・CV作成編・出願編】

1:前回のあらすじ

前回の記事はこちら。修士論文を提出し、ITパスポート受験、そして母親の急変などに向き合いながらIELTSを受験し、2回目にしてOA7.0を獲得。ほっとしたのも束の間、ついに母親が亡くなり、失意のまま迎えた2022年4月、ヴェルテル症候群防止のためにさらなるキャンパスビジットとOB訪問を重ね、志望校を最終決定しようと決意しました。

2:志望校の最終決定

場当たり的にキャンパスビジットやOB訪問をしながら忌引きを過ごし、忌引きも残り5日となったとき、4月ももう終わりに近づいていることに気付きました。そのころ、エージェントさんから志望校を最終決定してほしいとの連絡が。そこで、学生のDiversityさ加減やプログラム、留学生サポートなどを吟味し、最終的に
・第1志望:Bangor
・第2志望:Aberystwyth
・第3志望: Lincoln
・第4志望:Liverpoor Johnmoores
・第5志望:Leeds Beckett 
・超チャレンジ校(記念受験):Warwick
の6校
に決めました。このうち、第1~3志望はエージェントさんに出願を代行してもらうことにしました。

3:推薦状依頼編

忌引きが明けて晴れて社会人としてデビューしました。そして、OJTのほかにも重要なミッションが。それが推薦状の依頼です。イギリスは多くの場合、2通の推薦状(スクールによっては1通で今回の私の受験校はWarwickを除いて1通でした)を求められます。出身大学と会社1通ずつもってこい、会社だけでもいい、出身大学/大学院だけでもいいなどいろいろありますが、私の場合は志望校に相談したところ、社会人経験などから考慮して出身大学もしくは出身大学院からの推薦状を持ってこいということになりました。それでもノンゼミには本当にしんどい作業、これは難航すると覚悟していました。ただ、MBAに行きたい以上行動しなければ始まらない、最悪もらえなかったら推薦状不要のオーストラリアとかNZの中堅どころに切り替えようというマインドで動き始めました。
1通だけでもいいとはいえ、大学院と大学どちらも出ている以上大学院と大学から1通ずつと後出しじゃんけん的に言われてもいいように、大学院と大学から1通ずついただくことにしました。ついにこれを依頼しなければいけない時期が来てしまった・・。そう思ってTwitterでつぶやくと、商学部の某先生からご連絡が。なんと、推薦人を引き受けてくださるとのこと。その前に修論をご覧になりたいとのことでしたので、さっそく修論を持って研究室に突撃し、修論のコピーををお渡ししたうえでGo to MBAについての話をしました。そして1週間後、「修論ね、これはやり方次第では博論として出してもいいものだ、よし、この修論と普段のツイートから察せる個人事業主活動から書くね!」と2つ返事でご快諾いただきました。ありがとうございます。

学部の回収と同時に指導教員に推薦状を依頼。すると、「ビジネスに近い分野を研究されている○○先生に依頼しようか、というかしておくで。社会人経験が浅いとビジネス大丈夫かとか見えてこないでしょ?修論の副査ではないけど、○○先生の授業はワセジョさんも何個か授業取ったことあるし、○○先生はイギリスで修士・博士出ているし、実際企業のプロジェクトにも参画したことあるからね」
こうして、大学院分も無事回収の約束を取り付けました。思っていたよりあっさりと回収の約束ができて驚きました。

4:志望動機作成

こちらもIELTS同様、また別の記事で詳しく紹介しようと思っていますが、ざっくりいうとこんな流れで書いていきます。

①MBAを目指したきっかけ
②なぜそのスクールのMBAなのか
③MBA入学後どのような貢献をクラスにできるか?
④MBA修了後のキャリアプラン


①、③、④を記入するにあたって、ファーストドラフトは就活の時のガクチカを加工しました。②は学校のカリキュラムや授業と自分の経験やこれからのキャリアがどう結びつくかを書きました。その後、添削に回そうと思ったのですが、添削サービスはエージェントでもついていたけどたった3回しかない!!!すくな!!!とTwitterで嘆いていたら、元某大手MBA予備校での勤務経験がおありの早稲田の先輩からお手伝いしますOfferが。それに加え、職場でも面接官をやってくださった社員の方やそのほかMBA経験のあるそれなりのポジションの皆様がお手伝いしてくださいました。
その中での評価をまとめると
個人事業主はかなりいい線
・一方で、日本の新卒就活みたいな新人気分が抜けきっていない側面がある
ということで、練り直しに練り直すことなんと4か月!何とか出願したい日の前日に完成しました。

5:CV作成

これについてはそこまで苦労はしませんでした。まず、社会経験が浅いのと、上司の教育(?)方針として1週間に1度、転職する気がなくてもCVを書きなさいと言われていて、実際に作成したものをお見せしていて割と慣れていましたので、普段会社で作っているものに個人事業主分や資格、学歴、ボランティア歴(といっても小中高でやった短期ボランティアですが)を書きました。

6:出願

紆余曲折を経てついに出願。そのころ、エージェントから連絡が。念のため、高校レベルの数学ができる証明ということで、高校の英文成績証明書を取ってこいとのこと。急遽、会社の有給を取り、高校まで回収しに行くことに。当時私たちの学年を持ってくださっていた先生が数人在籍していたので、事情を話すと「創立100年以上の歴史の中で多分初のMBA受験生だよ!!」と先生方に喜んでいただいたのち、発行手続きをすることができました。
そして、5日ぐらいで家に高校の成績証明書が届いたので、改めて書類に不備がないかなどを確認し、Bangor、Aberystwyth、Lincolnはエージェントのポータルサイトに提出。そして、Liverpoor Johnmoores、Leeds Beckettは自主出願をしました。
Warwick以外のスクールへのアプライが全て完了したのは10/5のことでした。(なお、Lincolnは23年9月入学者の審査は11/2から、Bangorは23/1/7より審査が開始。Warwickについては23/1/15に出願)

7:まとめ:2023年9月intakeのMBAは激戦!?激戦の年になっても大丈夫なように、rolling admissionを採用している学校に出願するなら、早め早めの出願を!

今回はどの学校も出願後から数日以内に「出願者が殺到しているので審査が遅れる」旨メールをもらった。出願したスクールのうちの1校曰く、今年はポストコロナでどの国も渡航制限や入国規制が大幅に緩和されたため、2020年、21年、22年で諦めていた人が殺到したとのこと。
そういうことを聞いてしまうと、改めてrolling admissionの出願は早すぎて悪いことはないと感じました。ちなみに、Twitter上で出会った人の中では某宮廷卒で新卒から5大商社勤務10年、GMAT700、IELTS7という絵に描いたようなMBA受験生!みたいな経歴の人でも、12月に出願したら全落ちしたそう(彼の場合は名門どころを狙いすぎた感はありますが)。

経歴や学歴に自信があってもなくても、早めに、遅くとも10月第1週には出し終えるぐらいの気持ちでいましょう。
それでは。次回に続きます。
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