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10年来の友人たちと数年ぶりの夕食会

 ついこの前、10年来の友人から連絡があった。「久しぶりにご飯でも行かない?」と。もちろんすぐにOKした。こういうときはフットワークが軽いのは私の小さな長所だと思う。
 それで昨日その夕食会に行ってきた。こういうの、本当に6年ぶりくらいだ。

 連絡をくれた友人は同じ会社で働いていた同期なのだけど、5,6年前に転職していったやつだった。それから他の同期もちらほらと辞めだして、いまあの会社にはたぶん2人くらいしか残っていないと思う。ちなみに私も去年辞めている。

 集まったのは4人。
 転職後名古屋で働いていたけれど実家の都合で長野に戻ってきていたり、全く違う職業に転職して忙しくしていたり、結婚して最近こどもが生まれていたり。

 それぞれがそれぞれの人生を生きてるんだな、というのをちゃんと実感できたような気がする。それでもみんな全然変わってない感じがしたのは少しだけ嬉しかった。

 話の内容もいろいろ。現状報告みたいなものから仕事の愚痴、共通の知り合いの最近のはなしなどなど。それからちょっとした思い出ばなしも。

 同じ年に同じ会社に入った。ただそれだけの何とも言えない縁だったけれど、それでも同期旅行行ったりしていて。
 そんな昔のことを思いだしながら話していくのはなかなかおもしろかったな。何というか、それぞれが記憶のピースを出していって一枚のパズルを組み立てるような感じというか。

 懐かしい、楽しかった思い出というのは本当に温かみがあるんだな、と感じられた時間だった。話は尽きず、結局4時間くらいおしゃべりしていた。

 そして最後にまたそのうちごはん会やろうと約束して解散した。たぶん社交辞令ではなく集まることになると思う。

 こうやって旧友と話をするとがんばろう、って思えるのがとてもいい。直前までけっこう絶望的な気持ちだったけれど、0よりもちょっとプラスのところくらいまで回復できた。

 せっかくこんないい友人がいるのだから、せめてみんなに恥じない生き方ができるようにしたい。そう思えたごはん会でした。
 がんばろ。

(853字 執筆時間1時間くらい)

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