堀内 統彦

いろいろと想像・妄想・空想するのが好きな会社員です。 テクノロジーなど新しいことに興味…

堀内 統彦

いろいろと想像・妄想・空想するのが好きな会社員です。 テクノロジーなど新しいことに興味がありますが、本当に役に立つのかな~、などとややハスに構えて考えてみたりする癖があります。よろしくお願いします。 twitter: @papahei

最近の記事

コレクティブ・インパクトをロジックモデルを使って実現しよう

地方都市の活性化や様々な格差への対応など、多くの社会的な課題を改善・解決していくためには、関係するプレーヤーの力を糾合し協力して取り組むことが必要である。個人・個社のみでは部分的な解決しか達成できず、場合によっては部分最適(全体非最適)となってしまう可能性もあるからだ。 こうした取り組みを概念化したのが「コレクティブ・インパクト」だ。多様化・複雑化した社会的課題に的確にアプローチし、着実にインパクトをもたらす枠組みとして注目されている。 【コレクティブ・インパクト(社会変

    • 新型コロナで変化した、時間と空間の使い方について考えてみる。

      新型コロナ対応で、というとやや大袈裟かもしれません。 具体的には、リモートワークやオンラインイベント、オンライン飲み会など、「オンライン」世界が圧倒的なスピードと量で生活・仕事に入り込んできたことによる変化、ということです。 ともあれ、このオンライン化の進展による、時間と空間の使い方の変化、および、その中で気になることについて書いてみます。 (筆者自身の、時間と空間の使い方の変化をベースにしているので、どこまで一般化できることなのか、分からない面はありますが) 目次 ■時

      • 「アフター コロナ」「ウィズ コロナ」の世の中を妄想してみた。

        皆さんご存知のとおり、COVID-19(新型コロナウイルス)は世界中に蔓延し、既にアメリカの感染者数が中国のそれを上回り、日本でも東京都の新規感染者数が日々増えている状況です。まだまだこれから沈静化に向けて戦っていかねばなりません。 そんな状況ではありますが、今回のCOVID-19への対応の中で見えてきたもの、あるいは感じたこともいくつか出てきているように思います。 本稿では、COVID-19との厳しい戦いを踏まえて、「アフターコロナ」「With コロナ」がどんな世の中に

        • 言葉と気持ちを届ける「話し方特別レッスン」体験記

          「えっ、今なんて言ったの?」 筆者は自分の声、話し方に自信がありません。 普通に話しているつもりでも、聞き返されることも結構ありますし、ザワザワうるさい飲み屋での宴会の後は声が枯れたりします。 そこで数か月前に、知人が主催した「生きる・伝え方の極意 発声編」というイベント(以下、イベントと言います)に参加してみました。 そのときの様子は過去note 人生を変える、素晴らしい「話し方講座」 をご覧ください  このイベントは素晴らしく、話し方、声の出し方について、筆者の意

        コレクティブ・インパクトをロジックモデルを使って実現しよう

          情報銀行はまずヘルスデータから始めよう。

          個人に関するデータを、その個人の管理のもとに置きつつ、より一層活用する仕組みとして、「情報銀行」が注目されています。 生活やビジネスのデジタル化が急速に進むなかで、「データ」はデジタルの世界における行動記録でもあることから、「21世紀の石油」とも称されるほど、その価値が認めれらているのです。 しかしながら、情報銀行をビジネスとして軌道に乗せるにはいろいろなハードルがあり、一筋縄ではいきません。 本稿では、こうしたら情報銀行ビジネスが上手くスタートできるのではないか、という

          情報銀行はまずヘルスデータから始めよう。

          アートに教わる~東京藝術大学 藝祭より~

          もう一か月以上前のことになるが、東京は上野公園に隣接する東京藝術大学の学園祭「藝祭」に行ってみた。 アートギャラリーを運営している友人がコーディネートしてくれて、鍛金という分野の研究室や工場(こうば)、制作過程(の一部)などを拝見する機会をつくってくれたのだ。 それはそれで、一言では言い表せないくらい楽しい体験であったのだが、その見学のあとに金工棟、彫刻棟、絵画棟と廻り、学生さんたちがこの日のために制作した作品をたくさん鑑賞した、そのときに感じたことを書いてみたい。 それ

          アートに教わる~東京藝術大学 藝祭より~

          もうすぐこうなる!?ヘルステックで究極の健康管理。

          唐突ですが、 50歳の声を聴いたころから、いろいろと身体の変調が表れてきています。 ~同じくらい以上の年齢の方、そうではないですか?(ちょっと押し売り、すみません) 具体的には、 寝るときに体が熱い感じがして寝付きにくい、以前は無かったアレルギー的な症状(皮膚とか)が出る、コーヒー(カフェイン)や酒類(アルコール)の利尿作用がとても効いてしまう、などなど。 (個人的なことで恥ずかしいですが) お医者さんに駆け込むようなことでもない(と思う)のですが、毎日のことなので解消で

          もうすぐこうなる!?ヘルステックで究極の健康管理。

          世界中のプラスチックごみを本当に減らすには。

          昨今、プラスチックごみへの注目は日増しに高まっています。 毎年、海に流入するプラスチックごみは800万トン、900万トン、いや1000万トン以上とも言われ、その環境への影響、海洋生物への影響が懸念されています。 こうした状況を踏まえて、いろんな企業や政府などが対応を打ち出していますが、世界中で発生し、海へ流入する(あるいは地上でも環境に影響する) プラスチックごみを本当に減らすにはどんな活動が必要なのでしょうか、 考えてみました。 (なお、筆者は産業廃棄業界に携わったり

          世界中のプラスチックごみを本当に減らすには。

          レスポンスに一喜一憂せず、一歩ずつ視野を広げて、バイアスなくシャープな目線を持ちたい

          一定の成功を収め、レピュテーション・名声を確立した発信者・インフルエンサーならともかく、 一般人(筆者を含め)の発信・コメントは、頭ごなしに否定されたり、無視されたりすることも多いですね。 Critical thinkingに基づく活発な議論、建設的な意見交換ならいいのですが(仮に、最後まで意見が相容れなかったとしても)、必ずしもそうではなく、やや理不尽な否定や却下も起きえます。 そういうときには、結構落ち込んだり、残念な気持ちになったり、あるいは憤りを感じたりもしますが

          レスポンスに一喜一憂せず、一歩ずつ視野を広げて、バイアスなくシャープな目線を持ちたい

          泥だらけと楕円球の夢

          ちょっと変わった夢を見たので、 記録として書いておきます。 以下、夢の中の話。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 目覚めると雨だった。 それも、道路が白く見えるくらいの大雨。雨粒がアスファルトに当たり、跳ね返っているのが見える。 窓を開けてみても、雨の音しか聞こえない。 「う~ん」軽く伸びをする。昨日の酒が少し残っているかな。ちょっと頭が重い。 ちょっと飲みすぎたか、そう、昨日は楽しい会だった。 それに、今日の天気予報が雨だったから、どうせ

          泥だらけと楕円球の夢

          スマホ決済のライバルは・・情報銀行?!

          QRコード決済など、スマホでできるキャッシュレス・ツールがたくさん出てきていますね。まさに雨後の筍のようです。 一端をあげるだけでも、 LINE Pay、楽天Pay、PayPay、d払い、auPAY、7pay、FamiPay、メルペイ、OrigamiPay、pring、J-Coin Pay、Bank Pay などなど といった感じです。 同じスマホ決済(それもコード決済)の土俵に、一気にこれだけの参入があるのはすごいですね。 <参考note> 自分にピッタリのキャッシュ

          スマホ決済のライバルは・・情報銀行?!

          「かかりつけ医制度」はこうして欲しいな

          時折報道されているように、「かかりつけ医」という制度の導入が検討されています。 サブスクリプションの流れに乗るわけでもないでしょうが、自分のかかりつけ医を登録して、診察料を定額として過剰な医療を抑えたり、かかりつけ医以外を受診する場合は負担を上乗せする、ようなことが検討されているとの 記事も先日ありましたね。 一方で、 もう随分と以前から検討されているものの、なかなか進まないようでもあります。 今日は、この「かかりつけ医」について考えてみます。 「かかりつけ医」とはそ

          「かかりつけ医制度」はこうして欲しいな

          デジタルマネーに給与振込?本当に便利になるのか、考えてみた

          デジタルマネーで給与を受け取ることができるようにすることが検討されているようです。 (新聞記事ではデジタルマネーの定義はあまり明確になっていませんが、スマホアプリなどがあげられているので、QRコード決済のスマホアプリ(〇〇ペイ)や、各種電子マネーが 想定されていると考えられます。 本稿では、この想定のとおりの定義と考えて話を進めます。) 諸々の支払いに使うアプリやカードに給与がチャージされれば、そのまま支払いに使えて便利じゃないか! と、一見したところでは思ってしまいますが

          デジタルマネーに給与振込?本当に便利になるのか、考えてみた

          民泊って、どうすればいいのか

          住宅宿泊事業法(民泊新法)施行から一年ということで、新聞などでその現状と課題などが多数掲載されていますね。 論調としては、いろいろと制約や課題があって、あまり上手く行っていない、というような感じのようです。 ということで、本稿では、民泊とは何か、どうすべきなのか、について、考えてみたいと思います。 要点 ・民泊は、シェアエコノミーの一角だが、太宗は専門業者による専門物件による運営であって、個人宅のシェアではない ・目的・狙いを明確にして、それに応じた規制緩和を正面から実

          民泊って、どうすればいいのか

          21世紀のカリキュラム

          我々の世代は、昭和の時代に小学校、中学校、高校を卒業し、大学に行き、平成に代わってすぐに社会人となりました。 筆者も、もう結構長い間、社会人として暮らしを営み、会社員などとして色んな仕事をして、それなりにやってきています。 そのために、本を読んだり、講演を聞いたり、知識の習得やアップデートにも取り組んできました。 仕事を一人前にちゃんと、できれば人並よりも上手く、遂行していくためには、いろんな知識やスキル、また「知識やスキル」では表現しにくい様々な能力、「人間力」みたいな

          21世紀のカリキュラム

          副業・兼業について考えてみた

          昨今、労働力不足や働き方改革などの文脈で、副業・兼業が注目されているようです。 個々人の志向や状況に合わせて、それぞれの働き方ができる、ということであれば大歓迎ですね。 でも、それが「単に勤務先に座っている時間が短くなる」とか「人手が足りないからもっと働け」みたいなことになってしまうと、ちょっと違うのではないか、とも思います。 先に、副業・兼業がどうあってほしいか、言いたいことを出してしまうと、 ・個人が能力・スキルをフル活用するため、人的リソースを解放して潜在力を発揮

          副業・兼業について考えてみた