はじめまして。ただの大学生です。

最近色んなことを考え、ある漫画を思い出し、鬱々としていたのも相まって、思い切ってバイト代をはたきました。

「ぎりぎりの看過」をできないラインというか、私の本心がこの漫画を求めているなと思いまして。

雨瀬シオリさんの『ここは今から倫理です。』(ヤングジャンプコミックス)

一気読みしました。面白かった。

どこにでもありそうな高校で、気だるげな生徒に真摯に倫理を教える、魅力的な「高柳先生」を中心としたお話です。

本当は、この漫画を入口に、倫理の文献をあたれるのが良いのだと思いますが、今日は7冊イッキ読みでだいぶ力を使いました。

• 生徒の発言がリアルだし、一人一人の人間像がとても深い

• 高柳先生は、架空のキャラであるのが本当に虚しくなるくらい、傍にいて欲しい人

• 作者は漫画書きながらカウンセラー資格とったらしい。凄く勉強して描かれているのが伝わる。体力のレベルが高いなと尊敬

高校では、入学時に決められたクラスの特性上、倫理は選びたくても選べない科目でした。

選んでいたら、今大学に進んでいなかったかもなーとも思いました。

深くのめり込みすぎて、他の教科がどうでも良くなってしまいそう。そして、倫理に疲れた頃に他の科目がボロボロになってそう。

だから、今が丁度いいのかも、なんて思って読みました。

高校で選んじゃうとテストも受けなくてはいけないし。
私は、テストで点数をつけられてしまうと、途端にその科目が憎たらしくなる傾向がありますので。英語とか。

点数は理解度の把握に大切だから、悪いものじゃないんですが、手段の目的化というか、そのうちに何を学びたかったのか忘れてしまいます……。

いませっかく大学の図書館を使えるから、個人的に倫理関係の本を借りてみようかなと。

サムネイル画像は、一見よくあるセリフですが、この漫画を通して考えると、とても深い言葉なんだなと思います。

そのときの最善。
今日、積んでいる課題もやらずに漫画を7冊も読んだことは最善なのかどうか。

私もこれから倫理を学んでみたいと思います。