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目標は1個達成したら100個達成したと思え!

何かに取り組んでいる人なら、「1日のうちにこれをやっておこう」など目標を立てることがあると思います。
「1日1回30分のランニングしよう」とか「読書の時間を1時間取ろう」とか、何かしらの目標を立てると、モチベーションのアップにも繋がるし、自分が今何をすべきかというところで迷うことが少なくなるので、生活設計の上でとても得なことが多いですね。

しかし、目標というのは、時と場合によってはその本人の害になってしまうことがあるので、実はその取り扱いには結構気をつけた方がいいのです。

例えば、小説を書いている人が「午前中のうちに小説を1章書きあげよう」と目標を立てることがあるかもしれません。
しかし、実際にそれを達成できるかどうかは、本人の体調だったり運に左右されることが多々あります。細かい部分が気になって先に進まなかったり、焦って書いたものが気に入らなくて書き直したり、予定外の用事が立て込んで時間が取れなかったり。
小説だけでなくどんな取り組みも、時間がかかり過ぎたり、思ったようにできないなんてことはありますし、なんなら達成できなくて諦めることだって普通にあることです。

しかし、始めに目標をカッチリ決めてしまうと「目標を達成できなかった」という事実だけが残ってしまい、それはストレスへと変貌してストレートに心身に襲い掛かってくるのです。
ストレスは、その度合いが強ければ、気に病んで他のことが手につかなくなったり、イライラしていつもできていたことができなくなりますし、楽しいことを考えたりする余裕もなくなって、生活や仕事のパフォーマンスをどんどん落としてしまいます。
自分のプラスになるために立てた目標が足を引っ張ってしまうなんて本末転倒ですよね。

なので、目標を立てるのであれば、まずは達成がめちゃくちゃ楽チンなものを1個設定することからスタートするのがベストです。
「30分のランニング」ではなく「1日1回は外に出る」。
「100回の素振り」ではなく「渾身1回の素振り」。
「1日1ページ書く」ではなく「1日1行書く」。
目をつぶってでもできるくらい簡単なものでいいのです。

そうして、設定した目標を達成できたのなら、それはやるべき目標を100個をクリアしたのと同じだと思いましょう。素晴らしい!
そして、1個達成できたからといって、すぐに目標を2個にも3個にも増やして欲張るべきではないです。2個目、3個目は「余裕ができたし、まあ、手を付けてやるかな」という気持ちで向き合いましょう。なぜなら、すでに100個の目標を達成しているのですから。
リラックスした気持ちで取り組み、本当に「1個目だけじゃ物足りねぇーなー全然足りねえなぁー」という時だけ、2個目、3個目を次の目標に設定すれば、だんだんと自分のレベルアップにも繋がっていくはずです。

しかし、もし1個目の目標がなかなか達成できないというのなら、それは最初の目標設定が間違っているはずですから、すぐに見直した方がいいでしょう。
大きな目標に立ち向かう時は「自分はそれが達成できる!」とちゃんと確信を持ってからでいいのです。達成できない目標なんて投げ捨て上等です。
自分がどれくらいできるのかを測るのも目標設定の大切な役目なのですから。
焦りすぎてはいけませんぜ旦那。
まずは簡単な1個からスタートしましょう。

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