影山レオ

アートプロジェクト「thursar」主宰。映画と文学と猫をこよなく愛します。レガシーデ…

影山レオ

アートプロジェクト「thursar」主宰。映画と文学と猫をこよなく愛します。レガシーデバイスの瓦礫で3D/VRの映像やデジタルアートを作ったりしています。

マガジン

  • シネマ・ヴェイン

    好きな映画やおすすめの映画のこと、劇場で見た新作映画のことなど、時には記憶のみを頼りにして、感想や批評を書いたりしています。

  • くわいじん録

    つれづれに“くわいじん”の日常について書き連ねる記録です。

  • かみのまつりか

    めぐり逢った素晴らしきものについて、好きなだけ綴ります。

  • 巨人育成日誌

    芸術連盟「THURSAR(スルサル)」の活動や運営についての日誌。

最近の記事

2023年に観た映画談義(アニメについて)

冒頭、未鑑賞の映画について――12月中旬、都内某所。 影山レオ、日下部ヨミ、サイ、周王(すおう)、レンガの会話 レオ「というわけで、1年お疲れ様でした!」 レンガ「まだ終わってはないですけどね」 ヨミ「今年まだあと映画何本見られるのかな?」 レオ「もう見れないんじゃないかな。見れてあと1、2本くらい」 ヨミ「私も劇場で見るのは無理かな。せめてあと1本かな」 周王「見るとしたら『首』? それとも『ナポレオン』?」 レオ「『窓ぎわのトットちゃん』じゃない?」 レ

    • 目標は1個達成したら100個達成したと思え!

      何かに取り組んでいる人なら、「1日のうちにこれをやっておこう」など目標を立てることがあると思います。 「1日1回30分のランニングしよう」とか「読書の時間を1時間取ろう」とか、何かしらの目標を立てると、モチベーションのアップにも繋がるし、自分が今何をすべきかというところで迷うことが少なくなるので、生活設計の上でとても得なことが多いですね。 しかし、目標というのは、時と場合によってはその本人の害になってしまうことがあるので、実はその取り扱いには結構気をつけた方がいいのです。

      • 【かみのまつりか #1】奇跡の音楽、宇多田ヒカル

        こんにちは、影山レオです。 このたび、僕が人生を生きる中で出会った素晴らしきもの、人生を彩ってくれたビビッドでウンダバーな存在について、とにかく思ったことを書き綴っていこうというマガジンを始めました。 まずは第1回ということで、何を取り上げてみようかと考えてみたところ、「最初はやっぱり宇多田ヒカルさんがいいでしょう」と思い立ち、わりとすぐに決まった次第です。 1998年に15歳でデビューしたシンガーソングライター、言わずもがな、世界に名を馳せる天才ミュージシャンの宇多田ヒ

        • スルサルの方針

          スルサルの始動にあたって、これから活動をしていくための方針を記したいと思います。 お正月の抱負でもないので「いつまでにこれを達成する!」という具体的なものではなくて、なるべくこういうことをやっていこうとかこんなものを企画していこう、というとても抽象的なことを書いていきます。 個々のアーティストとしてもスルサルとしても、取り組みたいことがたくさん挙がったため、いつでも初心を忘れないために、ここでしっかりと指針をしっかり立てておきたいと思います。 まず一つ目、作品の制作と発表。

        2023年に観た映画談義(アニメについて)

        マガジン

        • シネマ・ヴェイン
          1本
        • くわいじん録
          4本
        • かみのまつりか
          1本
        • 巨人育成日誌
          2本

        記事

          スルサル、活動開始。

          ごあいさつこんにちは。影山レオと申します。 このたび、芸術活動をおこなう拠点として、芸術連盟「THURSAR(スルサル)」を設立いたしました。 スルサルでは、主にコンピュータを介したデジタルアートの制作を起点として、古今東西の芸術作品の紹介・共有など、さまざまな芸術に関連した活動をおこなっていきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 (ウェブサイト) 設立についてようやく、という言葉が一番しっくりくるかもしれません。 長い間ずっと山の奥で眠り続けていた後のような感覚があり

          スルサル、活動開始。

          ガラスの天井

          ガラスの天井

          フィルムの渋谷

          フィルムの渋谷

          サイバーパンクの時代

           サイバーパンクという言葉を聞いて、あなたはどんなものを想像するだろう。  僕が最初に思い浮かべるのは、金属骨格の義手だ。戦争や災禍で腕を失った男が、金属の骨組みで出来た剥き出しの義手を付けて薄汚れた未来都市の路地を歩いている、というイメージ。  しかし、そういうイメージが一体どこからやってきたのかと訊かれると、これがなかなか判然としない。サイバーパンクに分類される映画はそれなりに観たことがあるけれども、ロボットの義手を使うキャラクターはそんなにいなかったように思う。

          サイバーパンクの時代

          文章の海のシュノーケル

           殊能将之センセーは、1999年にデビューした覆面推理作家で、僕の師匠である。  学生の頃、踊る人形の暗号を使って年賀状を書いて送ったところ、御返事にでっかい牛のハンコを押した年賀状を頂いたことがある。  きっかけは、中学生だった時。僕はうっかり書店で『ハサミ男』を手に取ってしまい、そこからどっぷりと推理小説の世界に取り込まれてしまった。その後、推理小説家を目指して大学に進学を決めるくらいに、僕の人生に影響を与えた人だから、個人的に“師匠”と呼んだとて、まあ差し支えはあるま

          文章の海のシュノーケル

          VR映画館のすゝめ

          新型コロナウイルスの影響で、世のあらゆる施設が自粛を求められているご時世でございます。 人の密集を避けるべく、飲食店やスポーツ施設をはじめ、ライブハウスやクラブ、映画館などは親の仇のごとく自粛を要請されている始末。 確かに、今私たちは“未知のウイルス”という自然の脅威に直面しているのであって、この危機には国民一人一人が協力して、なんとか対処していかねばならんと思います。 しかし、言うまでもなく映画館やライブハウスのような、人のアクセスを前提としている仕事は、今回のように

          VR映画館のすゝめ