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グリンチのこどもごころ



グリンチ、見た事ありますか?
5年前に公開された映画ですが、
初めて見て面白かったのでシェア✨

※ネタバレあります。

〜あらすじ〜
クリスマスが大嫌いな孤独で捻くれ者のグリンチは、
クリスマスを楽しんでいる人々からクリスマスを盗むことを計画する。
しかしクリスマスの飾りやプレゼントを盗まれても
幸せそうに過ごす人々に本当に大切なものを学ぶ。



グリンチについて、こどもごころカウンセラーの視点で解説していきます🧚‍♀️






主人公「グリンチ」

公式Twitterには「グリンチはひねくれ者」と書かれていた(ひねくれ者=素直じゃない)
幼少期は素直でキュートな男の子だったらしい。


じゃあなんで?
なんでひねくれ者になっちゃったの?
グリンチの過去、インナーチャイルドが本編では多く描かれていました。

インナーチャイルドとは「心の内側の子ども」という意味で、子ども時代の記憶や心情をさします。

過去の傷ついた記憶、誰にでもあるよね。




ー 「孤独の方がマシだ」という予防線


クリスマスを祝う街中で、幼少期がフラッシュバックするグリンチ。
私が広場恐怖症だった頃、正にあんな感じだった。
初めて過呼吸になった時もあんな感じのフラッシュバックだった。


その後家に帰ったグリンチが寂しそうに
「孤独の方がマシだ」と呟いたのが印象的でした。


グリンチは、幼少期にひとりぼっちで孤独なクリスマスを過ごしたことが本当につらかったらしく、洞窟に引きこもる生活をしていました。

広くて無機質な洞窟、長ーいテーブル、
様々なものでグリンチの孤独が表現されていました。

孤独を恐れるあまり、
「孤独の方がマシだ」と
どんどん孤独にハマっていく…

恐ろしいけど人間界でもよくあるやつ。
気をつけて!



寂しいのがつらいから、と
殻に引きこもっているとずっと寂しいまま。
だけどさ、怖いんだもん。
勇気が出ないよね。

だけど本当は…望んでいるのは…
大嫌いなクリスマス。



ー 「大嫌い!」という過剰反応に隠された本音


「大嫌い!」ということは、
そこに対して何らかの思いがあるということです。

無関心ではなく「大嫌い!」と反応してしまう物や事、あなたにもある?


グリンチはクリスマスが大嫌い!!
盗みたくなるくらい大嫌い!

「クリスマスを盗めば、
喜びも幸せも一緒に消えるって訳だ」
という発言から見るに、
グリンチにとって
クリスマス=喜びや幸せ溢れるもので、
それが手に入らないから嫌い!
という心理なようです。

願いが叶わないと、感情って捻くれちゃうよね。

【妖精からのメッセージ】

「大嫌い!」の中には
「本当は好き」や「本当は欲しい」が隠れてる。
本音を表現できるようになったら、
きっと世界が変わっていくよ。

怖いを超えて行け!



ー 「どうせ嫌われる」という思い込み

映画の最後、女の子がクリスマスパーティーに誘ってくれました。
夢の!憧れの!クリスマスパーティー!!!!

女の子の家の前でインターフォンが押せずに
頭を抱えてグリンチは言った
「やっぱり無理だ、どうせ嫌われるに決まってる」

でも物語の中で、
グリンチは嫌われ者じゃなかった。

彼がした行為に「酷い人」と言う人はいたけど、
グリンチは決して嫌われ者ではなかった。
なのに「どうせ嫌われるに決まってる」って言うの、不思議。

グリンチはきっと嫌われるのが、怖いんだね。
「どうせ嫌われる」という言葉で予防線を張ることで傷つくのを防ごうとしてる。
だけどその言葉に毎回チクチク刺されてるかも。

グリンチはこの後、思い込みも
予防線も飛び越えて、勇気を出して夢を叶えた!

今までの憎しみはどこへやら…というくらい
すんなり改心したグリンチ。
だけど、それだけ元々グリンチは素直で無垢だったということかもしれない。

【妖精からのメッセージ】

・「どうせ〜〇〇」は思い込みのサイン!
 真実かどうか一度確認をしてみてね。
・予防線を張るのは、傷つきたくないから。
 だけどその予防線が自分を傷つけちゃってるかも。

望む方へ進もう、怖くても。大丈夫。



ー最後に





もう、書きたいことがありすぎて
書ききれないからもうこのへんにします。


物語の最後、グリンチが
「この世で一番大切なもの、優しさと愛に乾杯🥂」と
クリスマスディナーで乾杯の音頭をとっていた。
今までが嘘のようだよね。


「ようやくわかった、大嫌いなのはクリスマスじゃない。
ひとりぼっちでいることだ。」

グリンチは気づいた、悩みの本質に。
そして抜け出した、大嫌いなひとりぼっちから。






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