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オープンキャンパスレポート【2022年1月30日編】

こんにちは!
東京情報デザイン専門職大学(仮称・設置認可申請中)開設準備室です。

去る1月30日(日)に、「ゲーム」×「情報デザイン」と題した模擬授業つきのオープンキャンパスを開催しました。

今回の特別講師は、株式会社バンダイナムコスタジオ マネージャーの大舘隆司様
大舘先生は、CG映像からテーマパークアトラクション、家庭用スマホゲームまで幅広い分野でご活躍され、近年では人気ゲームシリーズ「テイルズ・オブ」シリーズのプロデューサーとして長年携わっていらっしゃり、新作「テイルズ・オブ・アライズ」では開発ゼネラルマネージャーとしてプロジェクト管理をご担当。現在は同社のゲームレーベル「GYAAR Studio」のマネージャーを務めていらっしゃいます。

Tales of Arise

今回のテーマは「ゲームを作る事を仕事するってどういう事?」

まずはじめに、参加者の皆さんに、ご自分の趣味や興味のあること、部活などについてお聞きしました。
それを仕事にすることについて考えてみると、

 サッカーが好き ⇒ プロサッカー選手
 吹奏楽部 ⇒ オーケストラのマネージャー

・・・などなど、様々なアイデアが出てきました。

次に、ある言葉について考えてみました。

「趣味と実益を兼ねる」

この言葉は一般に、「楽しめる趣味で、収入を上げられる」という意味です。
大人には、働いて自立することが求められますが、さて、好きなことを仕事にして良いのか、そのためにはどうしたらよいのか。

例えば、ゲームを仕事にしたいと考えると、

「どうすればゲーム作りを仕事にできるのか」
「ゲームクリエイターって、どういう職種があるのか」
「ゲーム作りを仕事にするのに、学校に行く必要があるのか」

といった疑問が湧いてきますね。
そうした「?」に、ひとつひとつお答えいただきながら、参加者全員で思いを巡らせました。

若手クリエイターによる開発プロジェクト"GYAAR Studio"でマネージャーを務められている

さて、将来の"夢"を展望し、ゲーム業界をはじめとして、好きなことを仕事にすることについて思いを巡らせた一方で、最後に、現実的な視点から「現代の日本で働くこと」について考えました。

人口減少が進み、世界的に"脱炭素社会"への移行を目指す時代にも関わらず、自動車や精密機器が産業の中心であり、将来、輸入超過が予想される現代の日本。

正直、目を背けたい現実ですね…。
でも、そうした中で生き残っていくためには力強い輸出産業が必要です。
しかし現実には、日本は資源や国土が乏しく、今後はこれらを頼りにすることはできません。

だからこそ、天然資源や土地を必要としないデジタルコンテンツやIP(知的財産)ビジネス、そしてゲームが、世界に売り出す産業としてその一翼を担う、と大舘先生が力説されていたのが印象的でした。

好きな人にとっては好きなことに夢中になり、ひいては日本も救えるかもしれない、そんな可能性がゲーム業界にはあると、今回の授業を結びました。

50分という短い時間でしたが、ゲーム業界のことに留まらず、「"好きなことを仕事にする"とは?」「いま、どんなことを仕事にしたらよいのか?」など、高校生の皆さんにとっては幅広い視野で考えるきっかけにしていただけたのではないでしょうか。

多くの高校生の皆さん、保護者の皆様にお越しいただきました

さて、2月と3月のオープンキャンパスや説明会も下記サイトからご参加受付中です!
ぜひお越しください!

※現在認可申請中のため、設置計画は予定であり内容に変更の可能性があります。