Felicia(フェリシア)

3匹の犬と14匹のネコをレスキューしながら、アメリカの東から西へ転々と。いつも住居の確…

Felicia(フェリシア)

3匹の犬と14匹のネコをレスキューしながら、アメリカの東から西へ転々と。いつも住居の確保が一番の難題です。近年究極のタイニーハウスを入手し、4匹にダウンサイジングされたネコ達と、旅はまだまだ続きそうです。

マガジン

  • フェリシアのつぶやき & エッセイ

    ランダムにランダマイズした記事や写真を集めました。

  • アルバム・セカンドチャンス【保護動物逸話コレクション】

    保護された動物の数だけドラマがあります。note でめぐり会えた笑いや涙の保護<レスキュー>のエピソードを集めています。

  • ネコとの年月が私の歴史 〜 黄昏メモワール

    傍らにどこで何をやっていようと、猫の存在が時計の代わりとなって年表となりました。現在まで14匹のネコとどのように出会って、引き取って、育ててきたかの記録です。

  • All About Kitties

    意味あり/なしのネコ写真やネコ逸話をまとめてごらんください。

  • セカンドチャンス by Annie

    みなしご🐶のアニーが2度目の家を見つけ、末永く幸せに暮らした日々を、アニー自身に語ってもらいました。(全6話)

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書けば蘇る 〜 動物のレスキューストーリーをシェアしませんか?

保護された動物の数だけドラマがあります。あなたの動物保護ストーリーをシェアしませんか。 一度一緒に暮らした動物は永遠に一緒に生きています。書くことによって鮮明に蘇るエピソードの数々は、自分へのプレゼントとなります。あなたも書いてみませんか。 そしてよろしければ、私のマガジンに載せてもいいですか? コンテストではありません。一つのマガジンにたくさんの心温まるストーリーを収めて、共有できるといいなと思っています。 新たに書き下ろしたものでも、過去の投稿からでも構いません。字

    • ネコとの年月が私の歴史 (8)

      Chapter 8 最終章  ネコ#13 & 14  ジセラ と ミニヨン こうしてこの2匹が今現在最後の(そしてこれ以上はもうできない)新入りとなる。  その時我が犬猫家屋は、米国東海岸沿いにあるマサチューセッツ州から、大陸を尽きるまで走ると辿り着く西海岸へ引越しすることが決まっていた。またこの時も寒い2月のある晩、裏口のドアを叩く音があった。裏から来る人間は決まっていた。または夜間は表玄関を叩いても私がドアを開けないので、裏から来るようになったのかもしれないが、その時

      • ネコとの年月が私の歴史 (7)

        Chapter 7:  ネコ#12 ルビー 何度もこの note でも登場させ、そのグーフィぶりを読んで頂いているルビーは、久々にソロでやってきたコだった。それ迄は2匹、5匹、2匹と複数で新しい家にやって来た事で、子猫達は新入りとして、動物がうじゃうじゃいる家庭でも幾分居場所を作りやすかったように思う。   ルビーがやって来た日は忘れもしない2005年の12月1日。その日は犬のしろみが急性腎炎でICU(集中治療室)に入院した翌日だった。車で1時間半かかるICUの設備のある

        • ネコとの年月が私の歴史 (6)

          Chapter 6  No. 10&11:Tiger-Belle と Daisy 私は60年代に米国に出生し殆どを日本で育ち、再度渡米した時は単身で、その次に渡米した時は2匹の犬と8匹のネコが一緒だった。この大移動はこれまでの人生の中で窮地を逃れた経験の中でも最も大変だった。経済的に、精神的に、肉体的に、今でも笑い飛ばすことができない苦境の記憶だ。 さてニューヨークシティで数年を過ごした後、ニューヨークステイトと呼ばれるカントリーへ引っ越した。これも動物のため。 純白の

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          ネコとの年月が私の歴史 (5)

          Chapter 5 2+8=民族大移動 いつも読んで下さっている皆さま、スキ、フォロー、マガジン追加をして下さった方々、本当にありがとうございます。大勢のネコの話なんて、聞く耳を持った人はいませんでした、何年もの間。ですのでこれは note で、ここで読んで下さっている人のために書いています。それと自分が忘れないように、いつまでも其々の命と繋がっているために.... 5匹の子猫達は無事に成長し、次の家でも家と外を満喫した。近所とのトラブルもなく、というよりご近所さん自体が

          ネコとの年月が私の歴史 (5)

          ネコとの年月が私の歴史 (4)

          Chapter 4 ミケティン と、ネコ#3,4,5,6,7,8,9 この辺りは「多頭飼い家族の記録」という記事でも簡単に書いたが、ある晩ノラ猫一族の中で最も懐いていたミケティンが、子猫を口に咥えて家の中にダッシュで入って来たのであった。そして真っしぐらに人間の手が届きそうにないテレビセットの裏へ隠れてしまった。 彼女は初めから撫でさせてもくれるおっとり穏やかな、稀にみるタイプのノラちゃんだったので、この頃はしょっちゅう家の中に入っていたのだが、口に何かを咥えているの

          ネコとの年月が私の歴史 (4)

          ネコとの年月が私の歴史 (3)

          Chapter 3 ノラ猫一族との出会い 当時私達は八ヶ岳の山の中で田舎暮らしという冒険を始めていた。そこで最初に落ち着いた賃貸物件の周りにはノラ猫の一族が棲んでいた。同じような外観の小さなプレハブのような家々の中で、一族は私の家ともう一軒の家だけを往き来していたことから、前の住人がゴハンをあげていたことはほぼ明らかだった。もう一軒の家に住むおじさんは、おそらく飲食店関係のお仕事だったろうと思う。よくゴハンをあげていたようだ。ところがここは日本で、おまけに賃貸物件。ノラ猫一

          ネコとの年月が私の歴史 (3)

          ネコとの年月が私の歴史 (2)

          Chapter 2 ネコ#2 : アンヘルとの短かすぎた日々 「そんな名前つけるからだよ。」 と兄は言った。昔から口の悪い人だが、悔しいことに的を得ている場合もある。 ニューヨークから日本へピートを連れて帰り、都内のマンションに落ち着いた頃だ。フルタイムで働いていたため、一日中彼をアパートに閉じ込めておくのことの罪悪感から、遊び相手としてネコの弟をもらうことを決めた。 産まれて行き場のない子猫を保護している獣医がいると知人がいうので、その横浜の獣医を尋ねてみた。結果とし

          ネコとの年月が私の歴史 (2)

          ネコとの年月が私の歴史 (1)

          これは備忘録です。昨今人生いつ終わりが来るかわからないので書いておくことにしました。ただ起きたことを脚色せずに書いただけですので、私を知っている人はまだしも、全く知らない人が読んで面白いものかどうか、、というか読む気になるかどうか。  以前知人で雑誌の編集長をされていた方から、 「あなたの書くものはお友達として読むには面白いけど。。。」 と言われたことがあるので(;'∀')、今回は最初からひとことお断りすることにしました。  誰でも1冊は本を書けると思います。私の場合はネコ

          ネコとの年月が私の歴史 (1)

          ピアノのキーを叩く肉球 〜 デイジーの想い出

          ピアノを聴く(実際はそのフリだけ)ネコは2匹ほどいるが、デイジーはピアノを弾くネコだった。そして明らかに楽しんでいた。その頃あまりYouTube などを見ずに、ビデオに録っておくということを真剣に考えなかったので証拠はないが、彼女の即興曲は15分程の立派なピースだった。それが生まれるタイミングは私がピアノを弾いている時に限った。つまり自発的にピアノを弾こうということはなく、私が弾いている最中に思いついたように膝に飛び乗って来て、そこから鍵盤へジャンプして演奏を始める。そして私

          ピアノのキーを叩く肉球 〜 デイジーの想い出

          猫の日に寄せるつぶやき

          2月22日は日本ではネコの日だそうである。私の長い猫歴の初代を務めたピートは、運命的にも2月22日が誕生日だった(保護シェルターの出生証明によると)。 私は勝手に、 「ピーちゃんの誕生日はニャンニャンニャン〜🐾」 と喜んでいたが、その日が日本ではれっきとしたネコの日だとは何年も後になってから知った。 この祝日は無論そのニャンニャンニャンだかニー二ーニーだかのサウンドが由来だと推測されるが、ちなみに英語ではこの猫のかわいい時の声はミャウミャウ(meow meow)と表現される

          猫の日に寄せるつぶやき

          手を使って人間を誘導するネコ

          ピアノを聴きに来るネコ(実は違ったという話)を見てそれを覚えてしまったまた別のネコ。。ピアノのベンチのほんの15cmのスペースでも眼ざとく発見、着地し頭ナデナデやカキカキ(何でもいいようだ)を催促する。ピアノを聴きに来ているわけではないのがコンファームされたのは、私がヘッドフォンをしていても(しながらピアノを弾いていても)同じだったためだ。このベンチに座っていることが、私が彼らのマッサージのスタンバイをしている合図となってしまったようだ。 ネコによる要求の表し方はいくつかあ

          手を使って人間を誘導するネコ

          旅路のレセプション・モード

          一人で旅をしているとき、小さなものから大きなものまで決断を下すのは全て自分。はずれても文句を言える人は傍にはいなければ、当たってもその感動を共有する人もいない。心の中で誰々に後で言おうと思い、写真を撮ったり、メールや日記を書いたりするにとどまる。 行き慣れた場所や大都会で選択肢が多い場合を除けば、旅先や道中ではおよそ口に合わないものでも食べることになる。自分の予想に一番近いものを探すが、まあまあだったらいいほう。すごくおいしいものを発見ということもたまにはあるが、そんなに頻

          旅路のレセプション・モード

          子牛に追われるルビー

          干支に因んではこれ以上に相応しい機会はない、シェアしたい画像です。もう少し鮮明であれば私の動物写真の中で最も面白いものとなったであろうものも、60エーカーもあるその牧草地では望遠レンズを使っても2匹の動くものを点にせずにひとつの枠に入れるのはチャレンジでした。 子猫時代の好奇心旺盛なルビーは、お隣りさんの牧場へ毎日通っていました。およそ20頭程の大小の牛たちは、この広い牧草地を一周しながら無農薬のフレッシュグリーンを食べ歩くのが日課でした。 ルビーは牛やワイルドターキーの

          子牛に追われるルビー

          セカンドチャンス by アニー ⑹

          11.私の仕事 Responsibilities 家がなく路上に住んでいたところ、ある家に行くことになり第二の犬生を始めたアニーのものがたり。最終回です。 ナレーション:アニー🐶 私はただのペットではなく、ちゃんと仕事もできます。子猫の面倒はずいぶん見て来ました。猫と犬を一緒に飼っているというだけで驚く人もいますが、うちは全員仲良しです、前述したしろみとデュークの問題を除いては。犬と猫の問題は最初から全くありません。それには私も一役買っているのですよ。 たとえばネコは

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