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事実の隠ぺいは良くないね~

 隠蔽(いんぺい)、いやな響きの言葉です。本来、公にするべき事実や情報などを、自分の利害得失のために外部から遮断して隠す事です。

 タバコ好きの方には申し訳ないのですが、私は、タバコの臭いや喫煙者からでる体臭が、耐え難いほど苦手です。とにかく、臭い。私にとって、マスクはコロナ対策ではなく、タバコの臭い対策の方が意味があるくらいです。

 そんなことで、今日は、タバコにまつわる隠蔽されていた事実について書いてみます。なお、隠(いん)とは、表面に現さない、隠すなどの意味です。蔽(ぺい)は、おおう、おおいかぶさるなどの意味があります。言葉としては、例えば、隠蔽捜査などもありますが、余り良い意味では使われません。

 さて、タバコにまつわる隠蔽されていた事実です。

 1980年代に遡りますが、当時、たばこにはウランの100億倍という強い放射能を有するポロニウムが含まれていることが明らかにされており、それが肺がんを引き起こす原因であるとされていましたが、当時の日本専売公社(現日本たばこ、JT)は認識をしていながら、その情報を公表しなかった。日本禁煙学会も、当時の厚生労働大臣に、煙草の害はもとより、既に生産され販売されている煙草に含まれるポロニウムについて調査をするように要請した記録が残っています。ただ不思議なことに、それ以降、喫煙の害が種々論じられても、ポロニウムの話は何となく立ち消えになり、公の場で議論されているのを聞いたことはありません。何故でしょうね。


 喫煙に関する議論は賛否両論、様々ありますが、いずれにしても、事実の隠蔽(いんぺい)は良くないですね。

 人間の世界には、陰と陽があります。邪推をすれば、隠蔽とは、何かの利権が絡むなど、事実を明らかにさせたくないが為の陰の行為。私たちの健康に関連する情報は、タバコに限らず、現在の新型コロナ関連情報も、可能な限り明らかにして欲しいものです。