時事ニュースをどのように追うべきか?

noteに投稿するようになって2か月近くなったけど、やっぱり名も知れぬ小市民のつぶやきだと読んでもらう事は難しいわな、と実感。

note活用法的な記事がちょっと面白くてフォローしたら、生きてるアカウントを探して宣伝してる方が何人か私をフォローしてくれた。
記事を投稿した直後に「いいね」を押されるのもそうだけど、内部的な活動を一生懸命している人達によって、noteが支えられてる一面があるんだな、と言う事も理解出来た。

一方で、やっぱり読んでる訳では無い方に「こっちも見てね」と足跡残される感じは、モバゲーやmixi的なひと昔前のSNS感があるなぁ、とも思ったり。

活動を頑張ってる人達を否定する気は更々無いんだけど、「いいね」のお知らせを辿った時、その手の活動をしてないアカウントだった時は素直に嬉しくなる。
読んでくれてありがとう。

一人でも多くの人に読んでもらえるよう、精進します。

で、今日の本題

同じ時間を使って情報収集するなら、自分にとって興味のある分野について時事ニュースを拾って解説してるようなSNS発信者をフォローするのが効率的で良いと思う。

大体どんなニュースでも、そのニュースの真の理解に必要な予備的知識は結構大きなものだったりするけど、ニュースの見方が分かるようになるニュース番組なんて存在しない。
ラジオやネットメディアで一人のコメンテーター(兼MCの場合も多い)が背景も含めて個人的見解を語るスタイルの方が、日々の出来事を知り、大枠で理解するまでのコスパ、タイパ(タイムパフォーマンス)が良い。
ただ、当然一人の人間がこの世の森羅万象を隅々まで理解している訳も無いので、その人の語る情報がどのような形で信憑性を裏打ちしているのか?に対して関心を持つ事が大事。
引用先の提示が頻繁に行われない場合、良い事を言ってそうと感じても100%の信頼を置くのは避けた方が良い。

私自身、年単位で結構信頼していた発信者が、2つの分野について明らかな事実誤認、それも「そこを分かってなかったら、今まで語って来たあれやこれや全部適当こいてた事になるじゃん」レベルの誤認に基づいてニュース解説している所に出くわし、大いに失望した経験がある。
「名前は出せないけれど、大きな情報を仕入れて来た」的な言い回しをする人、やたら自分の仕事について大きく見せようとする人には要注意。
政治的スタンスの如何を問わず、フカすタイプは紛れている事は予め知っておくのが吉。

経済ならダントツ、高橋洋一氏

経済関連なら高橋洋一氏が一番オススメ。
官僚組織の思考様式、特に財務省の裏の意図が丸分かりになるので、財政金融関連ニュースの理解が捗る。
YouTube高橋洋一チャンネルは勿論経済全般に強くなれるし、元東京新聞論説副主幹・長谷川幸洋氏とやってるNEWSチャンネルは政治家個人の話や政局についても詳しく為になる。

時事ニュース、国際問題なら、上念司氏

経済、国際関係、時事的話題を追うなら上念司氏が良いと思う。
ただ、同氏はちょっと表現が過激だったり、他人に伝わらないたとえ方でマシンガントークするタイプなので、適度に情報を間引いて受け取るように聞かないと疲れるかも知れない。
私は上念氏自身にもそれなりの信頼を置いてるけども、広い人脈を持ち、その人達をゲストに呼んで各分野を掘り下げる動画が非常に価値が高いと思ってる。
此方もYouTube「ニュースの虎側」と言う個人チャンネルだ。

避けた方が良いタイプの論客

このように普段追い掛けるべき人を決める際は、陰謀論臭い事を言う人を避けた方が良い。
私も繰り返しnote記事でマスコミの欺瞞性について書いているけれど、完全妄想の世界に陥らないよう自制しているつもりだ。

マスコミ不信が行き過ぎて「マスコミは売国奴の集まり」的な事を言い出す人は、その論評の質がかなり怪しくなってくる。マスコミ人は政治的スタンスに従って報道内容にエッジを利かせているのが大半で、国を売るつもりだったり、日本弱体化を目指して活動しているなんてのは、普通有り得ない。
これは彼らを信用しているのではなく、そこまで大それた事を平気でやらかす程の度胸を持っていたなら、マスコミ人ではなく活動家を目指すだろうからだ。

「結果的に、日本弱体化に繋がるような報道を行っている」と言う話と「日本弱体化の為に偏向報道を行っている」との話では、性質がまるで違う。
にも拘らず、強烈に左派批判をする人々の中にはこの区別が付かず、より強く批判する方が正しいと言わんばかりに罵詈雑言を浴びせる事に躊躇いが無くなる。

「こういう見方もあるのか」と一歩引いて楽しむ分には構わないだろうが、視聴し続けると人はその相手を好ましく思うようになり(これを「単純接触効果」と呼ぶ)、段々と心理的に引っ張られるようになってしまう。
なので、この手の強烈な人を時事ニュースを知る入口として使うのは非常に危険だ。
止めといた方が良い。

まとめ

一応、オススメの論客を挙げたけれども、人の合う合わないは千差万別だし、そこは参考程度に考えてもらえれば、と思う。

どちらかと言えば、近寄るとヤバいタイプの論客の吟味を早くに出来るようにした方が良い。

  • 事実関係のさらい方がどちらかと言うと雑

  • 話を盛りがち

  • 過激なほどの誇張表現を好む

  • 他人から諫められた時にカッとなりやすい

  • 自分を妄信している人相手に楽しそうにしてる

この手の傾向を持つ人は、思想的な地雷の可能性が高い。
ヤバいのに引っ掛かると、結局自分自身も極端な思想に流され、まともな感性を持つ家族・友人との人間関係に悪影響を及ぼす事もある。
この記事の読者が、冷静に論客の選別をしてくれるよう祈ってる。

<了>


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